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2015年1月 9日 (金)

鳥の生態系と私の気持ち

Yatu1山小屋に来ることが出来ないと色々な空想や思いつきが浮かぶ。今回もクリスマスに来られなかった。それは都会に用事があったということなのだが、それをこなしながら無性に自然の空気が恋しくなる。母の介護施設が多摩川沿いなので、土手越しに丹沢の山々が見えるとその向こうにある八ヶ岳はどの位、雪に覆われているだろうかと目を凝らす。今度山に行ったら何をしようかと思う。母には悪いが心ここにあらずなのだ。
Subako2今回は鳥の巣箱の三作目を作る予定を実行できた。それと豚の脂身を冷凍にしておいたものを持ってきた。串に刺して 鳥たちのこの冬の栄養源にして欲しいと思っている。野生の鳥たちに人間の尺度で可哀想というのはいけないことなのかもしれないが、昨年の春からこの山小屋辺りの鳥の数が少なく感じていたので以前のようにもっと増えて欲しいと行動を起こしたのです。一説によれば去年の大雪で鳥が減り、鹿も雪の中でかなり死んでいたと聞く。
Yamagaara1鳥たちを含むこの森の自然な生態系を大切にしなければならないと思うがもしかすると衰退しているかもしれないのだから、人間が補佐しないといけないのかもしれない。鳥に聞いてくれと言っても話せるのはフタコトミコト。ここに着いて私がカーテンを開けて窓から顔を出すと大概は鳥たちが遠くの白樺から近くの白樺の枝に一目散に飛んでくる。
鳥はただツツピーツッツピーと鳴くだけだが、私には「ヒサシブリー! キタンダネー!エサチョウダイ!」と聞こえる。ひまわりの種などの餌をあげないでいると、実力行使で窓ガラスにぶつかってくる者もいる。
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昨日のBSのニュースで入間市や熊谷市でカラスが大量に死んでいたそうだが、インフルエンザではなく餓死だと言っていた。給餌には貪欲なカラスが食いっぱぐれるなら、小さなシジュウカラたちはどうなってしまうだろう。私は居ても立っても居られない。

これから私たちが帰ってしまっても、雪が降っても、いくらか貯めた皮下脂肪で生き抜いて欲しいから、今日は買い物で脂身を貰ってきた。脂身のブランコを2箇所増設した。ひまわりの種は大量に入れて入り口をキャベツの葉で塞いでおいた。気がついてツンツンすれば食べられる。他にレバーをやはりブランコにした。ピーナッツのリースにはヤマガラがしがみ付いている。

一番の心配はテンが食べに来るとまずい。出会うともっとまずい。そして鳩ほどのサイズのカケスはシジュウカラやヤマガラ、コガラが頻繁に出入りしているので「なにごと!」と近くを飛び交わしている。五月の連休にはシジュウカラが巣箱にせっせと餌を運ぶ姿が見られる。それも楽しみの一つだ。今回の巣箱はちょっとした失敗をしたのだが、鳥たちへのお披露目を兼ねてベランダの手すりにひまわりの種と一緒に置いて目を慣れさせた。あー、春が楽しみ。

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コメント

鳥たちの写真がすごく素敵に撮れています。
今度山の家に行った時はこのリースと巣箱の作り方教えてくださいね。我が家はベランダの直ぐ前の白樺に一個買った餌を吊るしてきましたが、食べているでしょうか。

高登谷の野鳥たちの、餌にありついた喜びの姿が写真によく出ていますねえ。当地でも、この寒さですから、山の鳥たちは生き延びるのが大変でしょう。かたくなに山で冬を過ごさずに里に降りればいいのにと思いますが・・・。ヒマワリ・脂身は冬の鳥にとって、栄養満点の完全食品ですね。春の到来が待ち遠しいです。お元気に!

灰色ウサギさん
川上からもどりました。巣箱はまだ3作品なので図面を描いても、途中で変更したり、結構いい加減です。でも一つ作るとまた新しいアイデアも浮かびたのしいです。早く春になって気軽に川上に行きたいです。

綾瀬のトンちゃんさん
鳥はトンちゃんさんの領分ですが、鳥たちが可愛くて写真を撮りまくっていました。帰りの支度中に鳥たちはベランダで群れていました。うちの餌が無くなったら、きっとひとっ跳びして片桐さんの庭に行くでしょう。早く春になってほしいですね。

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