バラクライングリッシュガーデン蓼科本校での講義
〈ソフトランドスケーピングについての講義〉
バラクライングリッシュガーデンの山田校長による講義はソフトランドスケーピングでした。「ツリー、シュラブ、ローズ、ペレニュアル、アニュアル、バルブ」
このフレーズをすぐ言えるようにすることが今大切な事なのです。訳せば「高木、灌木、バラ、宿根草、一年草、球根」という意味です。
ランドスケープは風景、風景画であり、ランドスケーピングは造園、ランドスケープアーキテクチャーは造園、土地利用、環境開発に際して景観調整のために行う計画の総称と辞書には出ている。
私たちは一つの花を見て「まあ美しいこれをお庭に植えましょう」と無計画に買ってしまうことがある。作庭をするにはもう少し大きい視野でやらねばならない。そのための「ツリー、シュラブ、ローズ、ペレニュアル、アニュアル、バルブ」なのです。日本の園芸の指導書は漠然と草木で分けてありますが英国庭園の事典はこの6つの植物に分けられているそうです。
私は校長から「灌木は何がありますか」と聞かれて、即答できず、少し時間がかかって沈丁花と答えました。思い出せばユキヤナギ、アジサイ、コデマリ、ウツギ、ライラックなどたくさんありました。これらのシュラブ・灌木はローメンテナンスなのだそうです。そういえばそうです、植えただけで大丈夫で手がかからないものが多い。
校長の講義の前にバラクラのお庭で雑草の取り方などが実際に指導された。その時にイギリスの諺で
「One man‘s weed is anothers Flower」ある人にとって不要な雑草でも他の人には大切な花である。
「One year seeding means seven years weeding」 一年の種がこぼれたら7年間雑草が出る。
今回は自分の復習になるように学んだことをこうしてまとめてみました。そしてネットで「低木とつる植物図鑑1000-SHRUBS」を探したので、今までと違うイギリスのランドスケーピングの観点から灌木を勉強したいと思います。
蓼科から川上に戻って、実技で作った寄せ植えを解体し畑の脇に作ったアジサイの庭に植えました。もちろん一日がかりで草むしり、根起こし、整地をして2本のアナベルを植えました。そのそばには今年ヤマアジサイが鹿にやられずに繁茂してきています。そこは昔、子供たちとキャンプの時に手洗い場にしていたところです。目をつぶれば子供たちとテントを張った思い出がよみがえります。そして私の幼い時の夢である庭師こそまさにランドスケーピングなのです。
『「おばさん!お茶が入りましたよ」って言われるような植木屋さんになりたい』 と中学時代の親友のデラにいつも言っていた、私の夢が何だか、少しずつ近づいているのです。
※アリスの鉢はその日の実技の作品です。観葉植物の寄せ植えです。
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