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2019年11月22日 (金)

洪水防止の「緑のダム」という考えがあるらしい

今は長野の山小屋にいます。白樺の葉もコナラの葉も落ちているのでホウキで掃きました。集めた葉は所々に集めて大きな袋に入れて堆肥作りに使います。掃きながら台風の影響はどうだろうと両隣と裏の敷地を見て回りました。

濁流が土を押し上げて凹んでいたり無いはずの砂利があったり、やはり大変なことが起きているのです。幸いに我が家の敷地には少しだけ砂利が来ていました。別荘地ではイベント用のステージがありますがその近くの6メートルほどの橋が流されて跡形もなくなっていました。また今までは苔むした岩があった川に真っ白い岩がゴロゴロと流れ着いていました。丸い岩です。地学的にどのような出来事があったのだろうと不思議で謎です。また黒沢川の支流のよくクレソンを採った場所は山が絶壁のようになって川が土をこそげて落としています。そして濁流の足跡がまた白い石となっています。

これは全て台風19号による被害ですが、最近の集中豪雨などについてNHKの「三宅民夫のマイ朝」という番組で東大大学院教授の蔵治光一郎氏が倒木放置についてお話をされていました。スギなどの木を切って山から下ろしても、次の植林が追い付かないので木の無くなった場所は雨に打たれて土が流れ出す。洪水になる。そこで考えを変えて木はそのままそこの場所に置いて水の流れや土砂を一気にダムなどに流されないで倒木が遮るという方法だ。それは洪水防止のための「緑のダム」にするという考え方だという。確かに私のこの山小屋の土地で考察してもそれは言える。えぐれた土が流された倒木で留まっている。私は朝の起きたばかりの頭で聞いていたので解釈は若干怪しいがそんな感じだ。「緑のダム」という考え方だ。ここ川上村は千曲川の源流だ。今まだ被害にあって家に戻れない、家がなくなった人たちのためにそういったことを根本的に考えていかないといけないんじゃないかな。

私が20歳若くて男だったら、いや女でも20歳若かったら、障害ある夫がいなかったら、木こりになれないかな〜と考えてしまう今日この頃です。

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