「暦のページ」によると今日成人式の日の出は6時50分、日の入りは16時49分と出ている。昨夜も星と月が出てこの八ヶ岳東麓の白樺は上部が月に照らされて輝き、赤岳は闇の中に真白に輝き、星が瞬いていた。
年末から年明けまで本を通じて心がウキウキすることもあり幸せでした。基本的には相棒の介助が時には介護の様相を呈してくるので何のこれしき!とも思う日もありますが、年を重ねれば優しくならないととも思います。
さてブックサーフィンはもしかすると私の造語です。と書いてから調べて検索すると何とありました。この言葉からネットサーフィンがあるのだからブックサーフィンもありますよね。
暮れにテレビBS NHKで「みをつくし料理帖・心星ひとつ」に心を射抜かれました。そして作家高田郁、「みをつくし料理帖・心星ひとつ」、森山未來も検索しました。すると森山未來の座右の書に「アルケミスト」がありました。丁度川上村にいたので村の図書館に行き、その次の章「みをつくし料理帖・夏天の虹」と「アルケミスト」を借りた。
正月のおせち料理作りや家族との会食などもあってアルケミストは薄い本なのにまだ読み終わらない。けれど令和元年から2年にかけて、2つの本はこの私を夢中にさせるものがありました。みおつくしの女料理人、澪の想い人としての侍小松原(森山未來)の風貌がかっこいい。彼は舞踏家が本業のようだが「世界の中心で愛をさけぶ」にも出ていた俳優なのだそうです。
「夏天の虹」の小松原は三河以来の旗本で一家を背負っている、澪は自分の心星である料理人の道を極めたい、嫁ぐことになれば全てを捨てて尽くさねばならない。その狭間で揺れる心はどうしようもできない。その気持ちが澪の鼻を効かなくさせる。江戸の町人文化を漂わせながら料理を極めていくのが面白い。稲荷社での文のやり取りが切なさを極めさせている。このスマホの世は何とあじきなき事とかや!
アルケミストはまだ半ば程だがあらすじは「羊飼いの少年はアンダルシアの地からエジプトのピラミッドに向けて旅立つ。彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて試練に合いながら《前兆に従う事》も信じ、新しい場所に移動していく。時にはその予言が人々を助ける。聖書ではないが訓戒に富み、メルヘンな人生訓は色々なところに散りばめられている。」
最後まで読めていないのでここまでの感想という事です。
テレビから本に移りネットで調べてまた本に、そのためブックサーフィンなどと言ってみました。そのような時間を過ごせて幸せな年頭でもあります。
江戸の心星とピラミッドまでのアラブの星、そしてこの山小屋の星月夜。かの地では戦争が囁かれるほどの大事になっています。暗闇の中上空を飛ぶ飛行機の点滅するライトからかの地への私の祈りなど届きようもないですが、祈らずにはいられない。
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