僕のくつ、私のくつ Ⅷ
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最近啓太郎君は、お習字を習うからお絵描きをやめる、と言いながら、絵を描いている。冬の遊びの雪合戦は絵の中で遊ぶように楽しく描けた。雪もいっぱい降っている。
昨年の展覧会の表彰式ではけいちゃんが4年間いたことを賞した。そのとき私は、胸がいっぱいになった。それは啓太郎君が入った日のことを思い出したからだ。もう一人の入会希望の子と教室中を駆け回り、絵を描く以前の問題があった。それを10分、20分、30分と時間を長くして教えていった.あるとき、予定どうりお母さんが迎えに着たので、帰らせることにした。今までは喜んで「ママがきた」と帰ったのだが、その時は描きかけだった。ちょっとだけ形もかけてきていた。でも私は帰らせた。
次の週から、だんだん絵らしい絵がかけるようになった。やる気が起きてきた。はじめの段階ではおそらく、才能などはなかった。でもこちらの努力と、本人が心を向けてくれたから、ちょっとだけ、才能の芽が見えた。
この絵も飾りたい絵だ。残念だが仕方がない。あとりえは突然、卒業式がやって来るのだ。元気でね。バイバイ。
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嵩一朗君は、ヨーヨーの周りをグラデーションをかけて黄緑色に塗った。その上にきらきらのアクリル絵の具を上塗りして、玉虫のようにした。デザインの下絵も日本的な組み合わせでありながら、色彩の中に西洋風な比率があるようにも感じた。教室は違うがかすみちゃんも似た表現をした。自分をしっかり持っている子がこういう表現をするように感じる。このブログを初めて見た人はそんなこと一概に言えないと反発されそうだが、4,5年もの間、子供の作品を見ているとそれは解る。
嵩一朗君が始めてあとりえに来たとき、確か幼稚園生だったが、お母さんが「手に職をつけたい」と言っていた。今このヨーヨーを見て、ふとその言葉を思い出した。楽しくできることを一生続けていけたら幸せだ。
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2週続けてヨーヨーをデザインした。デザインの下書きの形は表裏2個、描かせ、7タイプ描いた。今日はその作品を立体、つまり白木のヨーヨーに描いた。デザインの下書きの段階で、子供たちの才能を感じさせるものがいくつかあった。下書きはマーカーでの表現で、実際ではアクリル絵の具になるのでアイデアどうりにはいかないと思っていたが絵の具の色を見て、また違うアイデアが浮かんだ子も出てきた。
瑞穂ちゃんは下書きのデザインとは違えたいと言って泣き出してしまった。「いいのよ、この間描いたのと違っても瑞穂ちゃんが今日やりたいと思うのに変えてもいいの」と言うと、泣き止んでとてもきれいな色を作った。パステルカラーだ。子供は自分の着ている服の色使いをよく絵に出す。お母さんのセンスが子供に出てきている。品の良い色彩感覚がある。次週の課題は、冬の遊びを描く予定なので、このヨーヨーで遊ぶ自分を描いてほしいです。
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