« 2005年4月 | トップページ | 2005年6月 »

2005年5月の記事

2005/05/26

いろいろな花を描く・Ⅳ

iroironahana_019 モモちゃんは今日はダイナミックに絵の具で描き始め最後まで描いていった。とても素直に表現しているのと、今まで細かい表現が多かったのが、今回はそれをしないで、のびのびと、筆を動かした。

児童絵画の指導の難しさは、教えすぎて個性を失わすことだと思っている。ちょうど伸びてきた個性を子供に指し示し、

「これがあなたの、一番あなたらしい、絵の描き方なのよ。」

と言えるまでいてくれると言いのだが、その前にやめてしまう時もある。もちろん子供にもご両親にも、いろいろな教育の選択があるわけだからだ。

モモちゃんのお兄さんは、学習塾の方に、重点をおくため、6月までで、あとりえを辞める。いつも一緒に来ていたのだけれど、モモチャンだけになる。

何か気のせいか、今回のバラの花はモモチャンの意気込みが゙感じられる描き方をしたと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いろいろな花を描く・Ⅲ

iroironahana_017 先週サヤカちゃんは、なぜか落ち着いて絵を描こうとせずにいた。ところが今週は花も花びんも、バックもとてもいいイメージに描きました。先週のミニ絵本は小さいけれど、自分で考えて描き始めないといけないので、苦しかったのかもしれません。

今日はガーベラを密度濃く塗り、バックがマリーローランサン風に描けていて、新しい挑戦をしているのが感じられてとてもいいです。

これからが楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いろいろな花を描く・Ⅱ

iroironahana_011 ナオフミ君はブラックジャックが好きな男の子だ。それより、ピノコが好きというべきかも知れない。いつも夢を見るように絵を描いている。今回は赤と白のバラの花の前に座った。一番描きにくそうなのに。

バラの下には、猫を描いた。疲れたといって、元気がなくなってきたので、彼の指示に従って、絵の具をパレットに入れた。少し元気が出て、花びらを大胆に塗った。

子供たちはその日の体調でいろいろな時があります。絵画造形の指導に徹すると、無理強いしてしまいそうなので、春の5月連休後や夏休みの後はゆったり描かせます。

今日の絵は今までで、とてもいいほうに入る描き方です。先生の方がうれしくなって、

「アッチョンプリケ!」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いろいろな花を描く・Ⅰ

iroironahana_001 T.ミヅキちゃんはあとりえに来ても、なかなか思い切って絵がかけない時が多い。自分の決められた形にならないと心配のようで、少し描いては考え込んだり、おしゃべりのほうが多い時もある。そのため、このHPにも紹介できずにいた。今も私はどうしてなのかを考えている。

今回ははじめの花と花瓶を描いてから、別の席に移って、また挑戦した。花瓶があまり見たことがないのと、なんだか間違っても平気という気持ちが起きたのか元気に、少し大きく描いた。スカーフもいい色調に塗り、汚れた手の跡を面白がって、スタンプ式にバックを仕上げた。子供らしいいい絵になった。

子供は何かのきっかけから、絵が面白くなる時がある。ミヅキちゃんもこの絵がその新しいチャンスになるよう、働きかけていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/20

ミニ絵本を描く・Ⅲ

miniehon_008 メグミちゃんは以前描いた、「かもとひよこ」をあとりえのバックにいつも入れている。今日はそれをヒントに描くことにした。それにプラスして、犬。

我が家のわる犬、ココを登場させた。ながいことあとりえに通っていると同じ課題もある。それを上手にメグミちゃんはグレードアップした。そとの原っぱでお散歩中に会うと、ココを可愛がる。経験が多ければいい絵が描ける。身近な経験から描くのは、絵だけではなく、何でもうまくいく。

スティーブンキングが「小説作法」の中で言っている。「まずは、知っていることを書け」と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ミニ絵本を描く・Ⅱ

miniehon_001 ジュンペイは「サッカーボール、コロコロ」という絵を描いた。直感的に描き、色彩もいい。お兄ちゃんもあとりえに来ていたが、塾の勉強と重なり、来られなくなった。

お兄ちゃんは理論派で、言葉で確かめて、確認して描く子だった。ジュンペイは手を動かし描いたら、サッカーボールになっていた。というように絵を描いていく子だ。

個人情報について、神経を使わないといけないようで、絵の中の彼の姓も写真の顔も消した。本当は2本の鼻をたらし、顔には蚊にさされたあとがある。大きな口の周りはチョコレートが付いているすごい顔の子だ。というのは嘘。本当は端正な顔のお坊ちゃんだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ミニ絵本を描く・Ⅰ

miniehon_005 S桃子ちゃんはあとりえには中学年になってから入った。幼稚園、小学校低学年から入った子たちに比べて、自由に描く課題に対しては考え込むことが多かった。それはあとりえが、自分で考え、自分で描く事を優先して、基本的には教え込まないからかもしれない。今回のミニ絵本の桃ちゃんの題は「未来日記」。

自転車の描き方が分からず、冨井先生に教えてもらった。明日から行く修学旅行のことを想像して描いている。考え込みながらも8ページを描いた。あとⅠページは、戻ってからの感想を書くためにあけてある。楽しい思い出が書けるといいね!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/17

「過去のない男」を見て

P6160123フィンランド映画「過去のない男」をDVDで見た。アキ カウリスマキの名前は聞いたことがあったが、この作品がそうとは知らず、TSUTAYAのヨーロッパコーナーから探した。

あらすじは少しでも言ってしまうとつまらなくなるので言わない。見ている時に引き込まれ、見終わって、体の中を不思議なホルモンが駆け巡るような感じがした。途中でじゃがいもを植えるシーンが私には、うれしかった。ヘルシンキの駅がドイツの駅に似ていた。どうしても、ドイツを思い出す。

今後、アキ カウリスマキの作品を探し、見てみるつもりだ。どうして惹かれたのかを知りたいから。アキ カウリスマキをniftyで検索する途中、TERVE!! と言うフィンランドから発信しているブログを見つけた。

この写真は去年、ドイツのボーデン湖畔の町、メーアスブルグで、私のカメラを使って芳州先生が撮影したものです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/05/14

アフター、母の日

母の日のプレゼントとして、中華料理の花捲を子供たちに教えた。

強力粉、砂糖、イーストにお湯と牛乳を入れ、混ぜてこねる。15分暖かいところにおいて、待つ。次にごま油と塩を混ぜ、またこねる。そしてまた20分待ち好きな形に形成する。これは料理ではない。粘土工作の課題だ。たまたま食べられるだけ。

子供たちは夢中になって作った。粘土をこね、たたきながら、楽しくおしゃべりもした。ふくらむのを待つ間に、ママへの感謝のカードも作った。

当日の現場では、1人の子が2度も発酵させることを手順よく進めねばならず、その点が大変だったが、助手の冨井大祐が段取りを上手に仕切ってくれ、子供たちに混乱はなかった。

子供たちは、「 粘土の楽しさ、人に食べてもらうものを作る楽しさ、ママへの気持ち、待つことの大切さ、パン生地の柔らかい暖かさ 」を自然と感じられたのではと思った。

そんなわけで写真は撮らず。またピザもやろうかな? 

あとりえのジンクス ”先生が大変な時は、子供が喜ぶ”

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/03

白樺の芽吹く頃

kawakami_024 畑を耕し、石灰や炭を撒き、肥料を鋤きこみ、畝を作り、種芋を植える。ここまでするのに、汗をかいたからと家に戻り、のどが渇いたからと、戻り、腰が痛いからと休みながら、農作業をする。また今年も動物たちに食べられてしまうかもしれない。それでもこの仕事をする。夕暮れの光は、至福の時間。農作業をしていると下から覗き込むように夕日に照らされる。光と我が身の一体感!

突然に、ノートにつけていた、お気に入りの言葉が現れる。

 「汚れずに生きていくことが闘いなのだ」

コーネルリッチの言葉だ。さあ、もう一仕事。

明日は渋滞に巻き込まれないうちに戻り、病院に寄る。私の体には結構たくさんのノミのキスマーク。明日の朝はアースレッドを焚いて行く。二都物語も簡単じゃない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/02

こんにちわ、ヒメネズミ君

kawakami_005 山小屋のベランダの手すりにノミがいた。ぎゃーと驚き、木の手すりをお湯で消毒した。空気を汚す薬は使いたくない。うちの犬にノミがいたのもそれのせいだったんだ。びくびくしながらそこらを点検をしていると、その手すりの柱に結わえ付けている鳥の巣箱にも蚤がいた。ギェエー!      家に戻ってまたお湯を巣箱にかけようとすると、シジュウカラが泣き叫ぶ。そして私の1メートル先で、毛玉を持って、ほぐしている。デモンストレーションだ。

「わかった、わかった。このお部屋をきれいにしてあげるからね。」

巣箱の中をのぞいて、古い巣材のままなので、片付けてお湯をかけた。前にシジュウカラが子育ての途中で卵を残して、いなくなったことがあった。こんな風に、ノミの発生で巣を放棄したのかもしれない。

今度は後ろの方でカサカサと音がした。ヒメネズミだ。ちょうどカメラを持っていたので何コマか撮った。体の大きさはピンポン玉ほどで、かわいい目をしている。カメラを向けてもあわてて逃げたりしないで、普通に動いている。この1枚はクリックして写真を大きくすると、目が少し写っている。去年浅間山が小爆発した時の前の日に、ゲンノショウコの花を食べていたヒメネズミと同じだ。あの子かもしれない。

今回は他にもいろいろあった。村役場に用事があり行く途中、キツネが車に引かれて死んでいた。車をターンして、カメラで撮った。もちろん芳州先生に撮ってもらった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/01

川上の桜

kawakami_020 川上村では桜が咲いていた。レンギョウも山吹も咲いていた。スミレも咲いていた。山小屋の庭ではチューリップも咲き始めていた。このところ義母の病気のため、こちらにはなかなか来られない。

それでも、芳州先生の地方での写真指導があると、こちら川上経由で来ることが出来る。今回は農作業の一つである、じゃがいもの種芋の植え付けも,しに来た。

芳州がフリーになりたいと言った時、私は川上でじゃがいもさえ作れれば大丈夫と思ったので、この作業は絶対どんな時もやりとうさねばならないと思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザリガニを描く・Ⅴ

birdzari_017 ありあちゃんはいつも柔らかい表現をする、よく言えばそうだが、時にはもっとしっかり塗りなさい。と、活を入れるときもある。塗り足りないような、もどかしさがある。

今回はほとんど自分で、注意されずに描いて、このように表現できた。やはりこれは彼女の個性だと思う。ハセはときどきありあちゃんを心配する。「 大丈夫? 」

これがありあちゃんの個性であり、大切にしていきたい長所なのです。君たち同じ学年でしょ。仲良く助けてあってね。ありあちゃんがときどき描く、キャラクターたちはいつか世の中に出してあげたいです。アンニュイなありあちゃん、先生は好きよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザリガニを描く・Ⅳ

birdzari_016 智奈美ちゃんはバードカーヴィングでも紹介したが、色彩の選び方が寒色が多い。性格もボーイッシュでさっぱりしている。

この絵もあまり飾らずに描いている点が彼女らしくていい。

やはりお父さんとザリガニを釣ったことのある子だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザリガニを描く・Ⅲ

birdzari_014 ハセは最近ミニバスケに夢中、確かキャプテンもしていた。まとめ役が大変といっていた時期もあったが今ではあとりえとミニバスケを両立させて楽しんでいる。そのせいか、絵も落ち着いて、面白いダイナミックな表現になってきた。

グループの中で自分の立場を保つコツがつかめてきたのだろうか。こじ付けと言われようと、私には絵を通して彼女の気持ちが読める。あと1年もないが、がんばって欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザリガニを描く・Ⅱ

birdzari_015敦司は幼稚園年長、この絵は一度も質問もせず、疑問も感じずにザリガニ、水と描いた。どうしてそんなに楽しく描けたの?

「 お父さんとザリガニを採ったから。 」

このように体験を基にした絵を描かすと、家族のコミュニケーションの大切さを感じる時があります。

作品としても優れています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザリガニを描・Ⅰ

birdzari_013 あやみちゃんは遊びが得意。たくさんの友だちがいて、観察も鋭い。植木を大切にするおじいちゃんがいるらしい。

このザリガニのそばには他のザリガニの切り取られた手がある。それをしっかり描いた。他にも取られた手を描いた子がいたが、あやみちゃんは大きくそばに描いた。

ひょっとすると、私のこじ付け、独断かもしれないが、彼女は強い性格だがかわいそうなものをよく見る目を持っているような気がする。それがこのザリガニの手をしっかり描いたのではないかと思う。

またおじいちゃんから植木をを育てる知恵を教わりながら、生き物への愛情を学んだのかもしれない。こんな絵を描かすと子供の日常が出ると、私は信じてる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年4月 | トップページ | 2005年6月 »