スクラッチ画
10月の工作としてスクラッチ画を制作した。ガラス面にコーティングされた黒い面を削り、引っかき、その後ろに彩色し、反対の面を鑑賞するものだ。
子供たちは予想通り、夢中になって制作した。 低学年の子供の筆圧の弱さが気がかりだったが、イメージを持っている子供たちはそれに近づこうと、努力をした。 先週の絵のときにがんばらなかった、モモコが気になっていた。 毎年、心臓病のおじいちゃんと行く、ハワイの海のことを絵にした。魚のうろこや、ひれの線を入れるだけで、絵が楽しくなることを教えた。目と目で。
その前日には、自宅の教室で教えているのだが、指導が終わりになる頃、私の弟から電話があり、父が病室で、震えていると聞かされた。腸閉塞が別の進行をしてしまったらしい。急ぎ病院に行くため、やりかけの子は来週の仕上げにした。
その日から、5日が経った。4日前には私は父の言うことが判った。それから何度も腸に入れたチューブを取ってしまうため、昨日はミトンと拘束帯で縛られていた。1ヶ月前にはパトリシアコーンウェルの話をした、父が!
作品は来週できたらいいのだけど。 子供たちの中にはやはりおじいちゃんやおばあちゃんが病気の子もいる。不安にさせてしまったかもしれない。
スクラッチの描法は遺跡の壁画にもあるように人類の根源に根ざしている。面白くないわけがない。
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