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2005/12/30

大切な人とのもう一つの別れ

実は今年の秋に、父の死の10日前にもう一人、大切な人との別れがありました。私の日本画の師でもあり、小さい時にお習字を教えていただいた横溝由貴先生との別れです。

9月初めに長野の大根が鹿にやられてとれなかったので、レタスや紫蘇、ノリウツギの枝を持って行き、山小屋のお話をしたのが最後でした。最近では日本画は習っていませんでしたが、実家の帰りに寄って、ご機嫌いかがと、よくおしゃべりをしていました。

ノリウツギをきれいねとおっしゃってじっと見ていたので、今度また院展での作品のモチーフにしてくださるかしらと、思いながら帰ってきたのでした。その2ヶ月後にお別れの通知があろうとは思っても見ませんでした。年齢で考えれば、主人の母と同じ91才なのに、いつもしゃっきりして、お茶目な話し方をするので、病気のことなど思いもよりませんでした。またそのとき、初めて病院に入院したほどで、病院にはあまり行ってなかったようでした。生命維持装置も付けなかったそうです。

今年も、もうそろそろ年越しのカウントダウンが始まりました。我が家のお正月は喪中なので控えますが、おせち料理はいただきます。野菜の皮むきは、夕方までに、済ませました。野菜を切りながら、野菜を絵のモチーフにしていた小倉遊亀先生に思いを馳せ、その弟子であった横溝先生に思いを馳せ、今年一年が私にとって永い永い1年であったと思うのです。横溝先生ありがとう。先生はもう一人の母でした。

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