ママから離れられない子
あとりえチビッコの新学期は今週から始まった。少し前から、見学を希望して絵を描くつもりで来ても、ママから離れられない子が見受けられる。
私も幼稚園に入った時の出遅れた感じが、小学校の2年生まで、後を引いたのを覚えている。性格にもよると思うが、私の場合は今思い返すと、母以外の人になついていなかった。母の言うことが絶対だった。泣いた覚えは無いが、「つまんない幼稚園」と思っていたし、なぜここにいなければならないか、家にいる方が楽しいと思っていた。そのトラウマ感が小学校1年の入学式の、鞄の匂いに象徴されていた。それに気づいたのが、中学の入学したばかりの鞄の匂いを嗅いで、小学校入学や、幼稚園の時を思い出した。そこで意識が目覚めた。
自宅の教室に来たHちゃんは、1日目にひどく泣いて帰り、もう1日呼んでおけいこをして、3回目は大丈夫(目を赤くしてきたが)だった。楽しいことが分かってくれば、泣きもしないし、ママと離れても平気だ。昨日希望が丘の教室に来たNちゃんはやはり泣いていたので、また来週とお返しした。慣れるのに時間がかかるのは、当たり前だと思う。昨日のNちゃんは、自分の家で絵を描いていればいいじゃないかと思っているかもしれない。
泣いたことが思い出になるよう、指導していくのだから、遣り甲斐もあるし、こちらのエネルギーも使うのだ。写真は、来週幼稚園の入園式に行くという親戚の子。
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