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2006/07/24

蛇騒動

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梅雨はなかなか明けず、山小屋の空気も湿度が多く含まれ、その上、太陽が出ないため、温度も低く冷えている。

昼食のお蕎麦をベランダで食べた。食べ終わって、北のほうの雲を見ようと、足下を見ながら歩きかけた。置いてある白樺の丸太の脇に何かがうごめいた。

ぎゃー ! ぎゃー!  へびー!

私の大きな声に驚いたのか、蛇はベランダ北側から下に下りて、コンクリートの基礎と支柱の間で、とぐろを巻いてこちらを見ている。芳州に教わったようにデジタルズームをONにして写真を撮り、戻り、整理をするうちに、写真を全部消してしまう。がっくり。ブルーベリーを撮ったのが消えてしまった。あわててはいけない!

そして、また外を見ると蛇はベランダの柵に登りかけている。そのうち、窓枠の側にへばりついている。そして、アッと思う間に地面に落ち、ノリウツギの枝にダランと引っかかっている。

しばらくして見ると、またフェンスに来て舌をチロチロ出している。はてさて、午後2時から4時ぐらいまで蛇騒動であった。蛇の名はヤマカガシだという。ベランダの10メートルほど先には、もうすぐ巣立つはずのシジュウカラの巣箱がある。自然界は容赦ないが、あの親鳥のがんばりをゼロにはしたくない。祈るばかりだ。

「蛇君、鳥肉も美味しいけど、バッタも美味しいよ」

それにしても、私は当分森を落ち着いて歩けなさそうだ。

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