始めは小さな自然から
いよいよ夏休みになった。子供みたいと笑われるかもしれないが、私は夏休みに入ると、よく、《今年の夏の本100冊》をチェックして読んできた。
今年は父が読んでいた、パトリシア・コーンウェルを読もうかしら。父は 「外国物は登場人物の名前が覚えにくいよ」 とよく言っていた。そして丁寧に表紙をして本の名前を書いていた。今私のところには13冊ほどあるが、まだ半分も読んでない。眠れぬ夏の夜に読むにはいいかもしれない。
昨日、家の近くの園芸店《ヨネヤマ・プランテーション》に行き、苔玉で小さい観葉植物を包んで飾るミニ盆栽を見て、楽しそうなので自分でも作ってみた。部屋の窓辺に置くと気持ちがいい。よく犬と散歩をしていると、ザクロやケヤキ、ツバキの小さい芽を見つける。その苗を植えてもいいかもしれない。そうだ、母にもやらせてみよう。きっと楽しくなるはずだ。
私は都会にいると無性に、自然が恋しくなる。小さい時から小さな自然は好きだった。実家の庭の中を箱庭を作るように、石を置き、水を流し、図面を書いて、球根を植え、お友だちがいなくても1人で庭で遊んでいた。まだレタスがスーパーに現われる前に、レタスを知り、防火用水を入れてあった大きな鉢に種を蒔き、栽培していた。サラダが好きだったせいもある。
今、マンション暮らしはそういう点では不満だ。それでも、仕事を片付け山小屋に行けば、中ぐらいの自然がある。標高1400メートルの冷涼な空気は頭と心に心地よい。
そして田園の誘惑は私にとってのすべてのストレスを取り払い、大きな腕を広げていざなう。もう1人の恋人に会いに行くように。
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