曽野綾子「晩年の美学を求めて」を読む
長野の山の家の近辺もだいぶ様変わりをし始めている。以前来ていた人が来なくなったり、家を塗り替えたり、持ち主が変わったりしている。
寂しいけれど仕方がない。
木々も始めは林のようだったのに、今では反対の山側から見ると、高く伸びた木が家々を覆い隠して、深い森となり、まさに眠れる森の美女!
散歩中にマーガレットを見つけた。かつて私が受けた美大受験のモチーフとして使われた花だ。
あの、18歳から遠く遥かな時間が経ったが、葉をちぎって匂いを嗅げば、あの日の新鮮で初々しいころの自分には戻れる。瞬時ではあるが。
私は美学と言う字が好きだ。最近、その字に誘われて、曽野綾子の「晩年の美学を求めて」を読んだ。こういう本は本当の老年になる前に読んだ方がいい。そしてところどころに、聖書の出典があった。聖書も落ち着いて読んでみたい。
読んだ本が自分の体で栄養になるには、時間がかかる。母に向かい合うときそのところどころを思い出そう。
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