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2006/08/15

終戦記念日と笹尾先生のこと

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かつて私が高校生だった時、目黒の実家のすぐ近くのトキワ松学園に通っていました。小学4年の時に腎臓病で半年休学したため、男女共学の公立より、家から近くの私立の方が良いだろうと、母が考えて決めたのです。中学高校と自由な校風と勉学に力を入れる教育プログラムの中で私は育ちました。ちなみに写真家の大石芳野さんも同じ高校出身です。

高校では世界史を指導する笹尾先生がナポレオンについて講義してくださったのが印象的でありました。また、たびたび笹尾先生は戦争反対についてのお話をなさいました。

「あなたたちはいずれ結婚して、子供たちを育てていく時に、もし戦争が起きそうになったら、絶対に反対して、夫や子供を守らなければなりません」と何度も言った。

私は生まれてから今まで、日本で戦争が起きそうになると感じた時はなかった。しかしそれとは違う形でこれは戦争だと思った時があった。それは、豊田が編集の仕事で徹夜が続き、毎日朝、タクシーで帰ることが続いたときだった。外でタクシーのドンという戸を閉める音がして、家の鍵を開ける音がする。そして、私は豊田が隣にいないのに気付く。

このような生活は今もどこかであるかもしれない。私は笹尾先生のあの言葉をその時、いつの間にか思い出していた。そして、ある時決意した。夫を取り戻そう!戦場に行っている夫を取り戻さねばならない。できるだけ早く。そうだ、援護射撃があるうちにはじめねば!パパ!死なないで!

そして私は、夫がその言葉を切り出したときに、すぐ、「うん、いいわよ」と言った。会社を辞めるということ。でもそれは、写真をやめると言うことではなかった。彼が写真の雑誌を企画し、計画書を作っていたことを知っていたし、写真への情熱が人一倍あるのを理解していた。・・・・・・

・・・・・などと言う、山之内一豊田の妻の独り言はこのくらいにして、私もあとりえのお母さんたちに笹尾菊枝先生の言葉を語り伝えます。61回目の終戦記念日に、敬意を表して!

「戦争が起こりそうになったら、夫や子供のために、戦争に反対をしましょう。爆弾や銃でかわいい子供、大切な夫の命をとられないように戦いましょう!」「何をしたらいいのかって?それは、いつでも勉強しておいてそれに備えましょう。知は力です。」

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