スクラッチ画を描く2007・Ⅰ
6年生のシホ、メグミ、カスミの 順。ハルナは残念ながら欠席。
本来は原色や明るい色で塗られた上に、黒、こげ茶、濃い緑でコーティングした面を引っかいて描く。
メグミは下地を丁寧に塗るうち、色彩構成が出来上がってしまい、あまりにベストだったので、黒は塗らず、またスクラッチ(引っかき) もしないで出来上がりとした。とても気持ちよさそうに描いていた。
シホはもう1年弱通っているが、滑らかに制作できるようになった。何気ない事だが、絵を描くことは自分を出すことであって、人に見られると恥ずかしくなることかもしれない。
かつて、私が小さい時に親に 「ケイコは運動神経が弱いから」 と言われていて、スポーツは苦手だった。子供だったから抵抗もせずにそう思っていた。やがて、娘たちが手がかからなくなった時にジャズダンスをしたくなり、それを始めた時にその言葉がトラウマになっていたことに気付いた。人に見せるものは、恥ずかしさが伴うものだ。
その気持ちを乗り越えるのに時間がかかる子もいるように思う。自分がそうであったように。だからといって、シホがそうと言っているのではないが。シホは高学年であとりえに来たので、素直に描く気になるのに時間がかかっていた。もしかすると、始めは私の教室での教え方に戸惑ったかもしれないが、教えて描かすのは簡単だが、自分を出せない。自分を出してこそ絵が描けるのあって、ここはこう描きましょうと教えられて描くのでは実際面白くないはずだ。
メグミやカスミは描く時は考えて、時間もかかる時もあったが、恥ずかしがらずに自分を出す。小さい時からそれを習慣にしてきたので幸せな時間を持てたのだ。通わせてもらったご両親に感謝しないといけない。この自分が描くという習慣を大切に生きていってほしい。なんて大げさだけど、幼稚園から週1回あとりえに通って創作的な時間を持てたのはなくなるから。中学はまた別な環境だからです。
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