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2007/04/09

《代理母》と《生む機械》とコウノトリ

Tomo 子供の成長は早く、親戚のトモ君もこの4月に幼稚園の年中になる。この写真は3才の時だ。最近は自我も強くなり、かわいいと頬摺りだけでは、コミュニケーションしにくくなった。

ところで少し前になるが、3月26日の「知のヴァーリトゥード」に「産む機械」というビジネス の記事があり、私も同感の箇所があったのでトラックバックしてみる。

代理母の裁判のニュースは少し前に採り上げられていたが、その言葉はサラッと反論も無かった。産む機械にはかなり集中した攻撃があった。どちらも、たいして違わぬニュアンスだと思えるのですが。言った人の前言や立場や国会議事堂の空気が影響していると思う。 今この言葉の論理に問題を提起する気は在りません。ただ、妙に血祭り的に攻撃していたのがいやですが。

Sigonyu それより、代理母ドットコムと言うサイトに書かれている代理母の費用だ。基本料金が2万ドルから3万5000ドル。受精卵移植や医療にかかわるもの、出産に係わるもの、代理母に支払う必要経費、弁護士費用、などを大雑把に合計すると、8万ドル以上で、日本円にすると1000万円になる。それに代理母が仕事を中断している間の保障の費用1年分だ。足したら1500万円にはなるということだ。

最近の環境は、私が子どもを育て始めた70年代頃と比べると、複雑に悪くなっている。産みにくいし、生まれにくくなっている。それでもどうしてもというのなら、養子という手もある。それでも自分たちのDNAを繫げたいと思うから、代理母の選択があるのだ。

子供たちはあとりえに来ると、絵を描き、心を開放されて、本音を言う。 子供たちはお母さんは怖いと言う。また、うるさい、静かにしろと言われるともいう。兄弟、姉妹で、かわいがり方が違うとも言う。勉強しろとうるさいとも言う。かわいがってくれないとも言う。私はそれを聞くと、

「こんなにかわいい子なのに!」と感じる。でも、お母さんたちを知っているから、弁護をすれば子供の勘違いやわがままもあるけどね。そこでですが・・・・・・・・・。

お母さんたちは代理母ドットコムに頼まずに、1500万円使わずに生んだのです。それから思えば少ない費用(出産費用と病院に7ヶ月通ったぐらいの費用、帝王切開はもっとかかるのかもしれませんが) で生めたのです。幸運にもこの環境の悪い日本で、コウノトリが子供たちを運んでくれたのです。コウノトリが飛んでいって、通り過ぎてしまうおうちもあるのですから。(棒線部分追記)

だから、その時に使わずにすんだ、エネルギーを自信をもって、子供に大らかに接して、上手く愛情を子供に注ごうと考えられると思うのですが。どうでしょう。頭の中の回路をチョコッと、無理でしょうか。無理ですか?

追記:下の写真はドイツと国境近く、アルザス地方のコルマールの教会の屋根の上に出来ているコウノトリの巣です。旅行していたフランス人のおじいちゃんに指さして聞くと「シィゴーニュ!」と教わりました。

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