鹿に勝ったか?
久しぶりに来た川上の畑は95パーセントの割合で鹿に荒らされていなかった。芳州先生が5月下旬に、畑の周囲に木の杭を打ち込み、竹で高い垣根にしてくれたからだ。
ここ5年ほど、大根が何かの動物にやられていた。動物が何かは不明だった。始めはサルかと思った。次には狸か、鹿か、猪か、わかっていなかった。爪痕が偶蹄目なので、鹿らしいとは思っていたが。
ちなみにカテゴリーの 《田園の誘惑》 で検索すると鹿との戦いがあるのでご覧ください。
ここ数年、それなりに市販の動物よけネットを畑の周りに張っていた。春になる度に、新しいネットを買い、年に1万円ほどの予算で作っても作っても荒らされていた。これで正しいサイズの大根が採れたら、1本辺りの値段は相当なものになる。
今年は4月に、芳州先生が、私のお誕生日のプレゼントに計画したのはこの写真の柵だった。前回柵を作り終えて、帰るときに彼が言った言葉は、
「この柵は乗り越えられまい!」
やはり、鹿は諦めたのだ。きっとそうだ。そう思いたい。 ちなみにこの高さは野毛山動物園の鹿の檻の高さを参考にした。
ところがよく見ると、ネットの下のほうがめくれて、ネギがあちこちに飛び出ている。ちゃんと植えたはずなのに、大根も2本ほど飛び出ている。だが大方の大根は大丈夫だ。いつもだったらこんな太さにはなれなかった3.5センチにはなっている。このいたずらは鹿ではない小動物がいたずらした跡なのだろう。とりあえず、鹿には勝っているらしい!
鹿には勝ったのだ!いや、まだまだ、安心は出来ない。
畑は雑草が茂り、緑で覆われている。このままにしておこう。ここで草を刈り取ると、ミミズが蠢く。すると、カラスや、トンビ、モズが現われて、畑の回りに来る。上空を飛び回る。カーとか、キーとかうるさく騒ぐ。キチャッタ、ミチャッタ、シッチャッター、ダイコンフトッタ、ピーピーピー!鳥語を通訳すると「いい餌あるぞー」「大根も太ってるぞー」と騒ぐ。遠くでも鹿は聞きつける。
今までの畑のやり方を変えておこう。草取りは止めて。土寄せもしない。
これも次回はどうなっているか分からない。もっと太くなる期待を次回に残して、少しだけ採っていこう。
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