チェンバロの演奏曲を聴いて描く・Ⅰ
左から、モエナ、H・ミク、リサの順。子どもたちにチェンバロの楽器による演奏曲を5曲ほど流して聴かせ、描く気がでてきたら描いていくように話す。描画材料はマーカーだ。
他の子が質問が多いなか、モエナはこちらの2,3の注意点を言うと、それ以降、何も聞かず、この絵を描いた。小学1年生だ。モエナは以前、わからないと言って泣き出したこともあったが、今回は何も心配することなく、鼻歌さえ出てきそうに描いている。絵を頭の中にしまってあって、それを思い出しながら描いているという感じだ。実はモエナのお母さんはバイオリンを教えている。多分上のお姉さんに教えている時に一緒に小さい時から音楽を聴いているのだろう。彼女は胎教で聴いているはずだ。
チェンバロは18世紀の始めに、バッハ、ヘンデル、クープランたちによって、作曲された楽曲を奏でるのに構成された鍵盤楽器(簡単に言うとピアノ)で、貴族のお城などで演奏されたらしい。ピアノより、自由な響きが感じられる。
描画の手順はは、まずメインの絵を描き、ほかにも描いてからまわりに貼ってもいいと言った。それはチェンバロ曲が5曲が作者違いでMDに入れてあるからだ。
H・ミクはこの頃、ブログには紹介していなかった。分かってはいたが、私の感覚との違いだろうか、採り上げにくかった。でも、ここ2週間あとりえが休みの間に、ミクちゃんの紹介を、しなくちゃと考えていた。いや、紹介したかった。今日はいいのが描けた。
ところで以前、あとりえに米沢君という兄弟が来ていた。お兄ちゃんは鈴廣の蒲鉾板絵展に2回も上位入選するほど、絵にアイデアがあった。そこでいつもどうしても兄の方をほめてしまっていた。その結果、兄の描いた絵にはいつもハナマルが付けられていた。後日お母さんに会った時に、弟がいつも僕もハナマルがほしいと、言っていたと言う。その時の気持ちに似ている。子供とはいえ、上手い絵、努力した絵にはハナマルが付くけど、中途半端ではハナマルはあげられない。H・ミクももう少し、強気を出してやりきってほしい。確かに学年が高くなると常識力が出てきて、失敗を恐れる気持ちが大きくなるようだ。
ところで米沢弟も後半にはかなりハナマルを上げることが出来た。今、どこでどうしているんだろう。2人とも慶応を出ている。弟は文章力があると思っていたのだが。
リサは、平面構成の塗る面積が多いために強さがでている。性格的にも強いところがあるが、入ったばかりの頃はその強さで、描く絵がいい加減になっていた。しかし最近は徐々に絵の構成がしっかりしてきた。絵を指導するというより、性格を理解して、コントロールしながら、やる気を育てているのだ。ここまでに時間がかかっている。あいか先生が時々、りさちゃんをかわいがるように指導している。(この傍線の部分若干、文章の不備があった事をお詫びし、訂正いたします。子供を愛する気持ちが強まって、文章が暴走することがありますので、気をつけて書きたいと思います。)
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