ビンを描く@男の子jp情操教育
写真上は左からハルキ、ケンタロウ、アツシ。
私は清涼飲料水のビンやビールのビンはデザイン的に美しいと感じている。大量生産されていても、そこにデザイナーの苦心や美的感覚が凝縮されていると考えている。そしてまたそれは販売や売り上げ数向上という本来の目的がある。
子供は夏にこれを描いたら描く前に「先生お願いちょっとだけ飲ませて!」 とか「これ終わったら誰が飲むの?」とかの、たわいない子供らしい質問攻めにあって、落ち着いて描くことができなかっただろう。秋風の吹いてきた今日この頃が描くのにちょうどいい。
コウタロウはビンも下の布も良く描いた。
子供はビンの形を左右対称に描くことができずに困るのだが、それを完璧に描くことが出来るようになると、もう子供ではなくなってしまう。そして大人になってもどこかに左右非対称の絵が描けるのは子供の心を宿している。受験のデッサンでは許されないことだが。
ジュンペイは始めに描いたビンが非対称で、直しようもなかったため、色画用紙を貼った。今日はじめて使うスケッチブックだったから。でも失敗は成功の元。面白い表現を見つけた。
ケンタはラベルを一生懸命描いているうち大きくなった。
子供は上手に絵が描けるとうれしくなって、今まで秘密にしていたことや言えなかった事を言う。特に私だけに。そして、精神的にすっきりする。子供にはそういう場所が必要ではある。お母さんたちはおしゃべりばかりしているのではと心配かもしれないが、子供がそれを言い終わってほっとし、自分が描いた絵によって癒され、明日へのやる気につながる時もある。それでいいんじゃないかな? それは学習能力を上げる1つの支えにもなり、それはもう1つの教育でもある情操教育に続いていくのではないだろうか。
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