明日は大晦日(おおつごもり)
我が家はここ2年続けて喪中だったので、本当のお正月を忘れてしまいそうだ。
実家の母のためにささやかなリフォームをしたのだけれど、それに伴う煩雑なことが私を悩ませる。父との約束「ハハを大切にしてあげて」を実行しているのだけど、なんだか遣り甲斐を感じられない。時間は流れ星のように過ぎ去っていく。誰もが昨日の自分ではない今日の自分を背負って生きている。母のように年を取って伴侶を失うのは辛く悲しい。
屋台の花屋で、大振りの南天を見つけたので、切って玄関に飾った。難を転じるという意味があるそうだ。大振りさが却って、小さいことにくよくよするなと感じられるフォームだ。
「きっこの日記」に『数え日』で記事が出ていたので何とか歌って見たいと思っていたが、なんだか暮なのにマゴマゴして出来ないうちに日が過ぎていく。でも、その記事の中に今日三十日が小晦日,明日三十一日が大晦日とあったので、《旅歌ノート》にハズカシナガラ書いてみた。
あしたはお煮しめを煮る。人参、八つ頭、蓮、しいたけ、筍、牛蒡を洗ったり、切ったり、面取りしたりした。慈姑は見当たらなかったが敢えて、探さなかった。
玄関の門松の飾りを付けようと戸を開けて、ちょっとしたすきにココが居なくなった、いつもの散歩コースに行ったのではないかと慌てたが、マンションの上のほうで、住んでいる人たちの声がした。「ココちゃん!ココちゃん!こっちですよ。」階段を上がっていくと7階まで行ってしまった。そこにココはいた。ココの今年最後の冒険だったかもしれない。ココはよくアヴァンチュールを楽しむ子だ。 私の体調は元に戻りました。
皆様よいお年をお迎えください。
最近のコメント