山小屋で水が出ないということは
今は川上村にいる。展覧会の作品の仕上げや額装の手順を整え、事務的な仕事を持ってこちらにいる。
今朝、食事の準備をしようと台所に立って、水の出が悪いことに気づいた。それはあれよあれよという間に出なくなった。
ここでは、水道は肝心要な部位であり、マイナス10,15度の気温に曝されているため、いつでも凍り、詰まり、詰まった挙句に破裂するという危険がある。特に今年は温暖化が叫ばれていても、例年にない寒さで、山小屋から帰るときの水抜きは丁寧にしていた。にもかかわらず水が出ないのはどうしてか? 昨日は使えていたのに今朝でないのはどうしてか? 水圧がないのか?
管理人の平八郎さんに連絡をする。日曜日の上、朝7時半という時間だが、水が出ないのは困る。近所の人にも聞いてほしいというので、常駐している内藤さんの奥さんに聞くとやはり出ないという。食事を済ませ、ココと散歩がてら水道施設まで出かけてみた。途中村役場の人に会うと、大きな水道本管が破裂したという。一日は水道が出ないだろうという。困ったなあと思っていると、消防車が来て、水が出ないという放送をし、飲み水をくれるという。ありがたく1パック頂いた。また、小一時間すると、6リットルのパックを2つ持ってきてくれた。午後は給水車が来るという。
ここに来るようになって初めての出来事だ。
川上村役場が速やかに対処してくれたのはうれしい。こちらでは雪の日の除雪も対処が早い。これが港北区だったらどうだろうか?また横浜市だったらどうだろうか?人口5000人の村での出来事と10万人の港北区とは比較にならないかもしれないが、いつもドイツの小さな町に滞在して感じる住みやすさを同じように川上村に感じた。
ここに来て初めて起きたことだが、こういうことは煎じ詰めれば、川上村の権限と同じ力を、横浜では町が持っていればいいということだ。私の住んでいる横浜市港北区の●●町も何かあったら区長や市長を通り越して町長がどんどん英断を下してほしいと思う。特に大地震などが起きたときには、身近なお役所の人が上からの支持を待つ時間をなくしても住民のために速やかに働いてもらいたいと思う。
と、ここまで考えが飛躍してしまうのは標高が高いせいかな。標高1400メートルは気圧が低いから、圧迫感が減って脳細胞が自由になる感じがする。感じだけどね。
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コメント
断水さわぎは大変でしたね。でも、ちゃんと町が
対処してくれたのね。私は、蓼科に、11月~3月まで
毎月通っていました。その都度、水出し、水抜きには
細心の注意を払ってきました。それなのに、2月に
水抜きが悪かったらしく、お風呂の湯沸し器の一部分が
壊れました。その時は本当にがっかりしました。
自然の力には抗えない無力さを感じました。でも、
冬こそ、別荘生活を楽しみたい! 特に冬山の素晴らしさ
を堪能するためなら、水のわずらわしさなど吹き飛んで
しまうほど・・・と思っています。冬は観光客も大勢
いないし、静かで気に入っています。お元気で!
投稿: tamayam2 | 2008/03/18 11:08