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2008/04/01

あるセンサーの開発について

この頃、私は電車内での男性のある特徴ある行動に気づいた。

電車を降りたり乗ったりする時に、人に触れないように両手を挙げて、バンザイをして降りることだ。それはどうも痴漢に間違えられないようにするための、自衛手段らしいのだ。ただ両手を挙げるだけの人もいるが、その両手をひらひらさせて踊りながら降りる人がいたのは、ビックリした。ひどく違和感がある。なんだかマツケンサンバを踊っているみたいだった。その日の東横線では一人だったけど、その数日後に今度は4人の人が手をひらひらさせて降りて行った。その時からなんだか日本の男性は惨めな感じを通り越して、面白く感じた。電車の中で私だけが気がついてクッククック笑っていた。だがそういうことはそろそろ、木の芽時になるので、私自身が気をつけないといけないとも思っている。

そして本題に戻り、電車内でのそれらの迷惑行為は何とかならないものかと思う。周防監督の「それでも僕はやっていない」の映画に表されているように、そんな事件はどこでも起きそうだ。家族がそういう冤罪の事件に出くわしたらどうしようか。 

そこで、私はここずっと日本の男性のために、痴漢感知装置≪チカンカンチセンサー》を考えていた。それは厳密に言えば迷惑行為をしていないことを証明するという機械で、男性にとって、朗報とも言える。まだそれは商品化の一歩手前であるが私が試作品を作ってみたのではかなり効果がありそうだ。

まず、簡単に言えば、ネイルサロンで付けているつけ爪のような装置だ。ICチップが埋め込まれていて女性用のネイルのように尖っていないのでそれを爪の上に嵌め込む。朝会社に行く時に付けて、会社から帰ったら取る。爪を切るときにはもちろん取り外さないといけない。そのICチップは約1年分の指の記憶を取っておける。だから、電車の中で勘違いをされてもこのデータを見てくださいとすぐにバックの中やポケットに入れた小さな子機を見せて、分かってもらえる。身の潔白を明快に敏速に証明できる。

だが企業秘密もあり現在これ以上は言えない。絶対言えない。それといくらアイデアが良いといっても、商品の説明をするのは差し控えたい。私の美学に抵触する言葉を使わないといけないからだ。だが一日も早く商品化がされれば、日本のサラリーマンや立場ある人は電車内での恐怖や不安から解き放たれて自由になれると思うので、今最終的な製造元を検討中だ。まじめで心の正しい人たちの要望もあるので商品化は近い!なんだかよく分からないけど。

そして付け加えれば、最近は男性車両の導入が検討されているという噂があるようだが、それこそ日本のオカシサの象徴だ。車両に男性車両と女性車両ができるなんて、おぞましい。私があわてて電車に乗ってせっかく席に座ったのに男性車両と気づいたら、また黒いサングラスとつけ髭を付けないといけなそうで、私がどんどん怪しくなる。だからそういう導入は絶対困る。

なおこの記事は造形絵画教室「あとりえ・チビッコ」とは全く違う記事ですが、KEICOCO先生の優しい心を信じている生徒や元生徒、保護者の方なら御理解いただけると思っています。

ちなみに今日は4月1日、新しい出発の日です。

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コメント

コメントありがとうございます。
本業そっちのけで考えていたのですが、教育者としてはよくない記事かも。
私はいつでも、世のため人のために仕事してますが、ユーモアも大切だと思っています。tamayamさんの落ち着いたウィットもいつも楽しんでいます。

投稿: keicoco | 2008/04/07 10:27

なんだか男性が気の毒になる話ですね。
日本に帰ってきて、女性専用車というものが
あると知り、すわ「差別」かと思いましたよ。

どうして痴漢行為などする人が多いのでしょうか。
こんなに豊かな社会なのに、精神的に安定していない
人(男女を問わず)多いのかしら。
あなたの発明品が要らなくなる日が来るといいなあ。


投稿: tamayam2 | 2008/04/06 06:43

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