野菜断面のデッサン・A
野菜の断面をデッサンした。左からアツシ、ハルキ、ヒナタ、ミク
いつもは表面を見て描く野菜だが、包丁ですっぱり切ってその断面を描いた。あえてデッサンの言葉を使ったが、デッサンはフランス語のデンネ(描く)からきていて、定義は難しいが、美術学校の受験の時の必修項目でもある。難しいことは小学生には解らないから、そういう言葉があることと、こういう描き方をして《対象》をしっかりと読むことが大切だと教えたい。デッサンも説明に終わらずに作品としての美しさを描きとどめればよい。
左からカホ、シノ、モモカ、マナミ
子供たちは大人のデッサンとは違い可愛らしいものや、不思議なものに迷いなく反応している。どの絵も同じように見えるが対象を見る角度や、配置(レイアウト)、誇張や変形(デフォルメ)に微妙な違いがある。写真を大きくクリックして見てほしい。その子の性格が私には感じられる。まあ単純にアスパラ好きや赤カブ好きということもあるけど。
モモカはデフォルメが面白い。見えたように、また見えるように、また写真で撮ったように描くことも大切だが、形の在り様を自分なりに解釈するすることも大切なことだ。それを小学生のデッサンとして定義することも在りうると思う。今の年令がそういうデッサンを描かせているとも言える。学年が高くなり、物の見方が均一になったときにどのようなデッサンがあるのか、また大人のデッサンへのプロセスがどういう形で終結もしくは発展していくのかは、何も決まっていない。この年令だからこそ描ける面白さなのだと思う。
希望が丘教室も、美的なデッサンが描けたが、上越の写真を整理している途中で、パソコンに入れたと思い、削除してしまったようだ。今週のおけいこの時にまたデジカメとって今週末に載せますね。
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