映画『BUCKET LIST(棺おけリスト)』最高の人生のみつけ方より
今年6月にドイツを旅行した時、往路の飛行機の中で、ジャックニコルソンとモーガンフリーマン主演の映画 『最高の人生のみつけ方』を見た。ちょうどその二人の雰囲気に似ている4人のライダーとアルザスのレストランで隣り合った。独仏国境近くをオートバイで旅行している仲良しの仲間と見た。皆で水とピザを注文して、なんだか楽しそうだった。下の写真が彼らだ。
この記事のタイトルにある、BUCKET LISTは日本語表示にすると『 最高の人生のみつけ方 』だが、直訳すると『 棺おけリスト 』となる。その表題の写真に使って大変申しわけないが、この映画を紹介すれば、分かってもらえる。
映画のあらすじを紹介するが、それを聞いたからとて、映画への感動は減りはしないと思う。
実業家エドガー(ジャック・ニコルソン)と自動車整備の仕事をするカーター(モーガン・フリーマン)は病気入院し医師に余命半年と告げられる。お互いにないものを持っている性格に惹かれて親友になる。そこで、財力のあるエドガーと知識力のあるカーターは棺おけに入らないで人生でやり残したことをしようと、リストを作る。
始めは落ち込んでいる二人だが、次第にリストをチェク出来ると、前向きに明るくなっていく。スカイダイビングをする。荘厳なところに行く。サーキット場で好きな車に乗る。世界一の美女にキスをする。タトウーをする。アフリカの自然公園でライオン狩りをする。ピラミッドに登る。万里の長城を歩く。エヴェレストに上る。次から次へとかなえて行く。
そして、監督が言いたいことはなんなのかを考えると、男2人を対照的に違う男としてとらえることで抽出できたもの。それは愛だ。信仰心の強い男カーターが家族揃って食事をして、妻との愛の予感を感じさせて倒れるシーン。そして、エドガーが世界一の美女とキスをするシーン。それは絵画でたとえれば、デッサンの黒い濃いペンの軌跡のように感じる。最後の場面はこの映画の予想外の場面だった
人はいつ何があっても愛の線、愛を感じる線が自分の人生の中に書かれていないと天国には召されない。監督が言いたかったのはそんな気がする。私の好きな映画『スタンドバイミー』の監督ロブライナーが作ったのですからね。私がもう少し暇になったらもう一度見てみたい映画だ。日本名は『最高の人生のみつけ方』だが、ジャック・ニコルソンのインタビューの中で、どこの国でも原題で紹介されたいと言っていたので、私は敢えて『BUCKET LIST』にしました。
ところで、1000人の人に自分の死ぬ日を知りたいかと聞くと96パーセントはノー、後の4パーセントはイエスだそうだ。私はどうだろうかと考えたが、今のところはイエス。
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