シラカバの木を切る
最近の天候は、雨が降ると予想以上の雨量になり、油断が出来ない。
今年4月には雪が降り森の中の木がかなり折れて未だに見苦しい光景を見かける。そして我が家では数年前から山小屋にシラカバの木が寄りかかり、風が激しく吹くと擦れてキーキー音がしていた。そこで、私はそのシラカバの木を今日切ることにした。大きな台風もたくさん来そうな気もするから。そして、一番重要なことはまだ今なら毛虫がいなそうだから。梅雨が明けると毛虫が発生するからだ。以前にも書いたが私は毛虫が苦手だ。
さて、2階の窓に跨って、カーテンレールにしっかりとしがみ付き、右手に鋸を持ってシラカバを切りはじめた。約15センチの直径だ。木を切るときにはほとんど鋸で切るが、始めに木の傾き、地面の傾き、木についている枝の方向、量を計算し、倒れる方に何もない状態にしておかなければいけない。何かがそちらにあったらそこにぶつかって反対にこちらに来ることを十分予想しておかなければいけない。木は予想外の動きをする。
そして、何かが起こっても逃げれる道を確保して鋸を引き始める。そしてその数学的で物理的な考えを持つと同時に、森への信仰といおうか、木への感謝を心の中で唱えながら、畏怖にも似た気持ちで、鋸を引く。
今回はその木の先が7メートルの長さほど屋根に乗ってしまい、またもう一つ仕事が増えた。屋根からずり落とす仕事だ。私の読みの悪さを心配して、芳州先生が出てきて、傾斜した屋根から飛び出ている枝にカーボーイがする投げ縄を作って落とそうとした。ところがなかなか上手く出来ない。そのうち雷が鳴り出し、ココが怖がって鳴き出した。そこで芳州ちゃん投げ縄をあきらめて、手の届くところの木をチョンと引っ張った。ダダダーン
無事シラカバを落とすことが出来ました。めでたしめでたし!筋肉痛はきっと明日出る。
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コメント
tamayamさん
コメントをいただいているのを今日(7・19)まで知りませんでした。ホント!ごめんなさい!
臨場感を伝えたいと思って書いた甲斐がありました。
梅雨が明けたようですね。今川上にいますが、きれいな夕焼けでした。
投稿: keicoco | 2008/07/19 21:09
屋根に乗ってしまったとは!思いもかけぬこと。
芳州先生、手に投げ縄。雷鳴る、ココ怖がって鳴き出す。
この光景を想像するだに、抱腹絶倒モノですね。
投稿: tamayam2 | 2008/07/13 07:11