工務店のツバメたち
今日は午後、川上村の新海工務店を訪ねた。だいぶ前に工事してもらった請求書が送ってこないため、買い物がてら寄ってみた。ツバメが出たり入ったりして飛んでいる。
材木がつまれた仕事場の上の天井にツバメの巣が2ヶ所あり、一つには子ツバメが2羽、口を尖らせて餌を待っていて、もう一つにはもっと小さな子ツバメが顔を覗かせていた。ツバメは3羽いたのだが、カラスが襲って2羽になったという。下に糞が落ちてシミになるといけないからとダンボールを敷いてあるが、なんとも大変なことです。
そして新海さんから最近工事をしているエコ住宅についてのお話を聞く。NHKのビデオを見ての注文は外壁の厚さを木材と断熱材とで30センチ近くにし、床下物置にはレンガの夜間蓄電の暖房装置をし、屋根にはソーラーパネルをつけるという。完璧なCO2を出さない住宅を目指すという。
またその注文主は前に住んでいた場所からキッチン用のストーブを8人がかりで持ち移送すると言う。まあビックリ! その注文主の名前を聞いたが、有名人なのでここには書かないし口が堅いKEICOCO先生はあとりえチビッコの生徒にも言わない! でもチャンスと時間とコネクションとご縁があったらそのおうちが出来たら見学がしたい。家よりも、年代物のキッチンストーブが見たい。奥様はどんなお料理を作っているのかしら。
新海さんは自分の仕事の集大成として、跡継ぎに残す仕事として、しっかり図面をひいて地面を掘って、大岩を打ち砕いて基礎工事をして立派な山小屋を立てているのだ。その新海さんを私たちに紹介をして下さったのが村の知識人、由井幸憲さんだ。この方とのご縁は場を改めて書きたい。新海さんは我が家の小さな部屋も増築もしてもらっているが、その部屋は冬でも寝ていて汗をかくほどだ。
ツバメが巣を作る家は繁盛する家と聞いたことがある。ノンビリしっかり、ドイツのレンガや石の家のような半永久的なそして耐震偽装とは無縁の木造の家造りをここ、信濃川上でを造っていってほしい。
まあ、我が家は当分質素な山小屋のままですが。
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