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2008/10/19

ユイちゃん 久しぶりにあとりえに来た

夏休みに国立成育医療センターで肝臓の移植手術をし、2週間ほど前に退院したユイちゃんは、久しぶりにあとりえに来た。学校の授業は始めは2時間、次には4時間と普通の生活に戻しているようだ。

この日のあとりえの課題は《造花を描く》だったので、ユイちゃんの好きな赤や紫のガーベラをテーブルの席に置き、椅子に座って描くようにしておいた。久しぶりに来たので、ユイちゃんも嬉しそうで、絵を描くよりはこの席に座っていられることを楽しんでいたみたいだった。

始めにショウキ君が来た。いつだってニーッと笑う子だけど、いつもよりもっとニーッと笑った。はにかみながら、ユイちゃんが戻ったことを噛み締めていた。

次にカノンちゃんが来た。アーっと言って、嬉しそうに笑った。

次にアヤノちゃんが来た。ユイちゃんを見て、優しく嬉しそうに笑った。

次にモモコちゃんが来た。私が指導のために座っていた場所が、モモコを仰ぎ見る位置だった。ユイちゃんを見て、一瞬黙って嬉しそうに笑った。モモコちゃんの瞳にキラッとしたものが見えた。子どもだから、なんと言って良いのか分からないんだと思うけど、全員『ユイちゃん良かったね!』と言いたかったんだと私は感じた。この子たちは本当に良い子だと思った。

ユイちゃんは何気なく、手術の痕のチューブや切った痕を見せてくれた。逆T字だった。この特異な経験を見せることが、今のユイちゃんにとって、自分が乗り切った試練をはっきりさせることのようにも感じた。けれど、ショウキ君がそれを怖がって、目をふさいだことや、私が静止したことは取るに足りないことなのかもしれない。ユイちゃんが学校でもみんなが応援してくれているようなので、安心だ。術後のお父さんも会社に出られたと聞き、お母さんも元気そうなので、もう、山は越したんだと言える。

あとりえでは、ゆったりとして課題を仕上げさせ、楽しいあとりえを提供したい。それにしても、今回の写真を撮れなかった。後日載せることにしたい。

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