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2008/11/07

Gペンで描く落ち葉のモチーフ

Otiba_kanonOtiba_kentaOtiba_kentarou左からカノン、ケンタ、ケンタロウ。

落ち葉をよく観察してGペンとインクで葉脈を描き、クーピーで着色した。写真をクリックすると大きくなり、ペンのタッチや子どもの努力がよくわかります。

カノンはいつもより丁寧に描いた。ペンの使い方を子どもたちに教えたが実際に使ってみるうちに分かってくる。あとりえでは始めての教材だったが、楽しんで描いた。ペンを持って動かないとか、人にペン先を向けないとか、危険なことがあることを言って描き始めた。インクをこぼすことの注意はあまりしなかった。ケンタもこの教材が魅力的だと感じていた。始めの1枚目の葉が集中して描けていることがよく分かる。ケンタロウは自然の中にいつも居たい子だから、描写は細かい。本当は縦位置だがレイアウト上横にした。

Otiba_marieOtiba_yui 左はマリエとユイ。

マリエは今日は大きく堂々とのびやかに描いた。ペンでは描きにくかったかもしれないが、葉を重ねて描いたりさすがに原っぱで遊んだ成果が出ている。久しぶりに紹介が出来てよかった。

ユイは葉脈を細かく描き、集中して仕事をしていた。描きながら、病院で点滴をしながら不自由な時間のことを話していた。点滴をしながら移動する時に転んで点滴が抜けたこともあったそうだ。それから比べるとこうしてペンで細かい線を描くのはなんと楽しいことなんだろうといっているような気がする描き方をしているのを私は見ないようにしながら見ていた。

私が日本画をならっていた横溝由貴先生は小倉遊亀先生の弟子でありました。私が横溝先生に習っていたとき、妙に感動したお話があります。小倉先生が先の皇后様(長子皇后)に日本画を教えていらした時に、皇后様が絵を描く時にめざすことはなにかと聞かれたそうです。小倉先生は1枚の葉を見つけるようなものと答えたそうです。今回の課題をしていて、そうおっしゃった横溝先生を思い出しました。椿の花が咲いていた、柿の実が実っていた横溝家のお庭を思い出しました。

ところで、そのような優雅なお話とは別に昨日は不思議なことも2つあった。一つは希望が丘に行く時に家の前の道路の真ん中に大きなネズミがいて、前のマンションの管理人さんが箒を差し出すとそこにネズミが乗った。それを原っぱに投げた。

もう一つはお稽古を終えて車を駐車場に入れて戻る時のこと。私のハンチングの帽子に何か尖った物がありそれが動いた。私はもう暗くなった道路を渡りながら原っぱの脇の道の坂を上がりながら、目を凝らしてじっと見た。私の目は上目遣いになり、ジロ目になり、次には寄り目になったが、なおも見ると、三角のものがまるで私を見ているのです。エッ!それはカマキリだった。カマキリだあ!

私は工作用に買った細い角材を持っていたので、私のハンチングの帽子を叩いた。すると地面にはカマキリが美しい緑色で歩いた。まさに暗闇に紛れて歩いていた。葉っぱをたくさん持っていたので匂いがしたのだろうか? まだ目に焼きついて離れない映像となっている。以前葉を描く時にやはり桜の木の下で、葉を集めたのだが、面白いものを見つけた。モズのはや煮えになっているトカゲだ。なぜそれが分かったのかと言えば、桜の芽が腹部に刺さっていたからだ。

今回も、先生が大変な思いをした時(葉を集めること)は、子どもたちは楽しんで描いている。まだまだ作品としては強さはないが、Gペンを使う好奇心が刺激されたのは良かった。また使いたい教材だ。

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