干し柿を作りながら今年の菜園の反省をする
昨日、141号線野辺山の《びっくり市》で買ってきた、百目柿を夜のうちに皮を剥き、洋服がけに工夫してつるした。去年同じように作った干し柿が成功したからだ。
そして柿を剥きながら今年の菜園の野菜の作り方や利用法の反省をした。毎年それなりに考えて工夫しているが、二都を行ったり来たりする生活のため、時間も限られて、趣味の範囲を超えられない。つくづく柿を剥きながら考えた。でもそれでいいと思う。
今年の菜園はドイツのクラインガルテンを見学した時のことを思い出し、真似してみた。地元の園芸店の苗を利用して、ほんの少しだけ植えてみた。キャベツとトマトと、ブロッコリー、シシトウ、レタス、白菜などを3本ほど。自分たちが食べる分だけ作れて、農作業 (一応そう言わせて下さいね)がハードではなくなった。ほおって置いても育つのがカボチャだ。それも草の蔭からひょこっと出来ていたりして楽しかった。ルッコラはベランダで作るより強力な匂いがして栄養がありそうだ。ただ無農薬なのでカメ虫が付くのが困った。
失敗もあった。夏に作った大根が思いのほかにたくさん採れたので、沢庵に挑戦した。だが市販の沢庵漬の元を鵜呑みにして使い、異常な臭いがしてきた。そこで食べるのは断念して捨てた。先ほど地面に還した。作る過程では、干したり塩漬けにしたり時間をかけて作ったのにがっくりだった。どうも材料がよくなかったみたいだ。私は母の家事を真似てきたけれど、母は今までに沢庵をつけたことがなく、やはり、見よう見まねが正しいようだ。今度川上村のどなたかに聞いてみようかしら。またトマトが実は付くが赤くならなかった。去年植えたブルーベリーも実を付けなかった。
そして今年はジャガイモを作ることが出来なかった。連作で、休んだからだ。もう2年間植えてない部分の地面があるので来年はやってみようと思う。作物はやはり時々変えて、以前やっていたものをまた作るのが良いのだろう。来年はモロッコ菜豆を作りたい。余裕があったらマンションのベランダで芽を出させ、川上に持ってきて地植えすると時間を短縮できる。そのことは以前学んでいる。
今年はドイツから戻ると母が病院生活ということになり、農作業の変更をしたが、その中にあって、川上の由井さんに戴いた梅を急遽梅干として仕込んでみたところ大きなカリカリ梅干ができた。柔らかくないがそれなりにカリカリの食感があって、包丁で切って使うことも多いのだがいろいろと使うことが出来ている。何でも挑戦してみると楽しい。
今年は産地偽装や異物混入など食物に関しての信頼が揺らぐことが多かった。今まで知らなかっただけで結構食べちゃってたんじゃないかと思いもするが、手作りを旨としてあとりえの子どもたちにも食育の一環として年に一度はこのようなことを企画していきたい。今年は展覧会のあとにピザと、この間はリンゴジャムを作った。お料理教室ではないので、ささやかですが。
川上の畑ももう、野菜は白菜ぐらいでビニールのマルチも取り払われているところが多い。これから来る冬は農作業ができないと思えば長い。ほかに勉強することがあれば短い。秋の夜長は鹿の鳴き声で脳細胞が活性化する。
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