オバマ氏がアメリカ大統領選に勝利した
先週水曜日の午後はあとりえの日だった。デジカメを忘れたので教室から自宅に戻り、テレビのスイッチを入れると、オバマ氏が大統領選の勝利宣言をしていた。数分私はテレビの画面に釘付けになった。高揚した口調、理想を実践しようとしている真の政治家の姿を見た。その後のいろいろなメディアの反応は正直ではないという感じがする。それ程何かを畏れるものがあるのだろうか。わたしには解らない。だが、あの演説を瞬間聞いた感想は『すごい!』のだ。
かつて、私の弟が英語の勉強にとケネディ大統領の演説をテープで繰り返し聞いていた時があったがそのケネディ大統領を彷彿と思い出す響きもある。日本にもこのような理想の実現をしてくれる人はいつになったら登場するのだろうか。
インターネットのgooニュースにオバマ氏の公式演説の動画があったので落ち着いて見ることにした。日本語訳をコピーしたので、いつも持ってこの理想の精神で行動したいと思っているが、私のことだからわからない。訳もgooニュースから掲載します。
黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と演説してから45年。米民主党のバラク・オバマ候補が4日夜(日本時間5日午後)、米国初の黒人大統領になることが決まった。地元イリノイ州シカゴの公園で約20万人を前に行われた、オバマ次期大統領の勝利演説全文を、複数メディアの生中継をもとに翻訳します。解説を含めた要旨はこちら。英語全文はこちらです。オバマ公式サイトの演説動画とテキストはこちらです。(gooニュース 加藤祐子)
シカゴのみなさん、こんばんは。
アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。
この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。
老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の寄せ集めだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。
私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。
ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。・・・・・・・・・・・・ココから先は上の全文の翻訳をクリックしてご覧下さい。
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