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2009年3月の記事

2009/03/29

シラカバの木を切る@keicoco読みを誤る

ここ何日か、親戚の子トモクンと芳州さんと山小屋に来ている。初めの日にはどうしても夕食時間に着くことが出来ず、外で夕食を食べることになった。トモクンはアトピーが時々出るので、なるべく家での食事にしたいのだが、久しぶりの山小屋で食べるとなると9時過ぎになりそうなので外食にしたわけだ。そこで清里、萌木の村のロックで食べることにした。

ロックのカレーは野菜が山盛りでビーフのカレーだ。トモクンもキッズカレーにした。おいしく夕食を食べ、今までやっていた百一匹わんちゃんのビデオが終わるか、食べ終わらぬくらいの微妙な頃合いに、突然照明が一つ、二つと消え始め、「何々?」と思ううちに、ボンドのテーマが流れ始めた。すると怪しい男が真っ黒いサングラスで入ってきた。

怪しさは十分感じられるのだが、ジュラルミンの化粧バックがちょこっと善良っぽい。何をするのかと、あっけにとられていると、風船でキュキュキュっとプードル。そのあとマジックショー!しかもテーブル席でのショー。トモクンにとってのびっくりな一夜となりました。そばにいたグループの人たちは会社を早めに切り上げてこの≪金曜日のダンディー JUNのマジックショー≫を見に来たと言っていた。私たちは知らなかったので、サプライズも重なって興奮。ところがデジカメを持たず、携帯で写真を撮ったのだが、ここ川上の山小屋一帯はソフトバンクが圏外になる。写真が入れられない。後日入れますね。Jun_2 

ところで今日は朝のロング散歩と、午後のシラカバの木を切るのが私の日課だったのだが、以前も≪シラカバの木を切る≫を書いたが、今回もトモクンにいろいろ教えようと張り切って取りかかったのだが、木の傾きと枝の伸びる方向の読みを誤ってしまった。不覚にも木は我が家の電線と電話線にのし掛かった。そこを読んではいたのだが、紐で結んで置いて、こちらに倒れると計算していた。ところがどっこい、そうはいかなかった。焦って、焦ってトモクンに家に入るように叫び、芳州さんに本当は助けてもらいたかったけど、自分の馬鹿さ加減が読めたので、焦りながらも、自分で何とかしようと必死でノコを切りながら、考え続けていた。

Kikori1 「オーマイ、God!」「神様助けて!」「トモクン、じいじに出ないでと言って!」「パソコン切って!」焦りまくってなんだか言ったみたい。

芳州さんは庭に出て来て、冷静になろうとしたけど、「何でこの木を切るの!こっちに切ったら家と電線を切るのは分かっているでしょう!馬鹿じゃない!」そのほか私をいろいろと罵倒した。いつもの喧嘩のパターンの早早バージョンになった。

電線の上にのった木をなんとか枝を引っ掛からせずにこちらに倒そうと考え、芳州さんに押さえてもらっている間に私は家に戻ってロープを持ち出し、近くにある三角の石を探して縛り、木に引っかけた、「オー、ローンレンジャー、ハイヨー、シルバー!」弾みをつけて引っ張ったダダダーン!木はうまい具合に倒れた。ホッKikori

木は5月の連休前になると芽吹き始め、水を吸って重くなる。また、もう少し経つとチューリップも芽が出て伸び始める。農作業の手前に木を切る仕事をしておきたかった。この木はもう今年の夏には我が家に倒れかかるという読みがあったから、今日切りたかった。でも、手順の悪さや危険を指摘されれば十分、私が悪かったので、土下座して謝った。土下座はイメージがあまり良くないが、私としては大地に謝る気持ちになったからだ。何事もなかったのがせめてもの救い。

「私がワルーございました」 ショボン。

トモクンは私たち二人の会話を家の中で申し訳なそうに聞いていたらしい。ロープを取りに行ったら悲しそうな顔をしていた。そこで一件落着後にトモクンに細い枝を切る森の掃除屋になってもらった。キツツキも森の掃除屋だと教えると、知ってるよと答えた。

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2009/03/25

映画「釣りキチ三平」は心の壺にはまる映画だった

昨日から来ている親戚の子トモ君と映画に行きたいと思っていたが、急にあいちゃんもトモ君に会いたいと、何だか3人で集まることになったので、急遽、私は映画館を調べて、直感的にららぽーと横浜の東宝シアターで上映している「釣りキチ三平」の映画を見に行くことに決めた。

なぜか、娘たちとの会話で言葉を発すると「釣りバカ三平」と言ってしまう。釣りバカ日誌の方が日常的だからね。困ったので、「釣りキチ三平!」 「釣りキチ三平!」 「釣りキチ三平!」 とつぶやきつつ、ららぽーとまで車で行く。そして、時間がないので3人でハンバーガーを車の中で食べながら、私の父が映画館に行く時には必ず、大量のミカンやお菓子を買って行ったことをちらっと思い出した。「うん、うん、似てるね、寿雄に!」と思った。映画館に行く時のワクワク感はたまらない。

監督が「おくりびと」の滝田洋二郎ということと、他には3人で見て面白そうな映画はなさそうだということと、あいかも確か去年パラグライダー仲間のおじい様達と本格的イワナ釣りに行ったし、トモ君も川上で釣りをしているのできっと私たちにはいいだろうと決めたのだ。私の持論として、「映画もビデオも一緒に見る人の構成で真剣に考え選ぶと、えもいわれぬ感動があるもの」だ。

今日は時間がなかったのでパソコンで予約しないで入口で券を買ったのだけど、トモクンは幼稚園と言った、細かく言えば小学校入学前ということになる。また、私はシニアと言ったのだけど、免許証見せてくださいとも言われず、やっぱり私は年相応ですか? 何だかがっくり。あいちゃんは「大人普通」だって。

面白そうな予告を何本か見てから釣りキチは始まった。自然の中の渓流でのアユ釣り大会の場面だった。ところで、今日芳州さんはお仕事で一緒に行けなかったので、また絶対にこの映画を見てきてもらいたいのでネタばれにはしないつもりで書きます。と言うか感想をちらっと書くだけです。これは少しでも話してしまうと面白みが半減しそうだから。私はもしかするとまた一緒に行くかも、シニアですので。

映画はアウトドアが好きな人だったら必見の価値あり、そして渓流釣りが好きな人は絶対見るべし。また三平になった男の子が自然な感じが良かった。「ALWAYS三丁目の夕日」の須賀健太君とのこと。そしてこの映画でのオリジナルな役の三平の姉が自然の中でだんだん変化していく感じも好い。

私も昔は川上で渓流釣りをしたのだけれど、来客の接待のための料理の方がお仕事になり、釣りをしなくなっている。この映画を見て、昔のように釣りをしたいと思った。そして釣りキチ三平を見終わってなんだか明るい気持ちになってきた。川の大石の下に魚が潜んでいる情景を見て昔の若いころの気持ちになれたからだ。

パンフレットによれば撮影地は秋田の山郷。そして、講談社「少年マガジン」創刊50周年記念作品とあった。 「覚えていますか? 人を愛し、自然を愛し、釣りを愛したあの三平を。」

映画を観終わって外に出るとWBCの日本と韓国の試合の大詰めのようで、歓声が上がり日本が勝ったようだった。世界中が不況という中で、釣りバカじゃない、釣りキチ三平を見て、日本中が元気に明るくなって行き、日本国民が牽引役になれればと、経済学や政治を分からない私もじんわり感じていました。

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2009/03/24

食卓の情景を描くことそして筆圧の強弱

ShokutakuharukiShokutakuhinataShokutakukahoShokutakukanon 左からハルキ、ヒナタ、カホ、カノン。

ShokutakumanamiShokutakushoukiShokutakuyuiShokutakumoena左からマナミ、ショウキ、ユイ、モエナ。

ShokutakurisaShokutakumarie_2 左からリサとマリエ。

子供たちに静物を配置しても、大人が書くようには表現しない。気に入ったところや、気になるところを描く。そして見たように描いたつもりでも、遠近法が間違っていたりして、不安定な感じが出てくる。でも、私は子供たちに「それでいいのだ。」 と言って、写真みたいに描いたらつまらないから自分が安心できるように描くので良いと言っている。それは子供の中にあるバランス感覚を引き出したいからだ。

筆圧もこういう静物画を描くとはっきりと出てくる。往々にして、元気で大声でしゃべる子は筆圧も強く元気な絵を描く。ただ、元気すぎて、細かい表現に欠けるので、注意しないと、粗雑になる。

どちらかと言えば静かな子はしゃべらない分、観察や自分の気持ちと対話していたりするので筆圧も弱く、迫力に乏しい。どちらも、そのままではつまらない絵になる場合もある。そういう時はこちら指導者が、どこか美しく感じる部分を強調してみるように促す。すると絵はだんだん面白くなり、本人も意識して、友達に上手と言われるようになる。

そんなことをしながら1年たち、2年たち、3年たち、もっとたち、子どもたちは工作と絵を描くこの教室になじみ、ほかの子よりは少しだけ絵が好きだと感じてくる。私はこの小学生の時は、これでいいと思っている。遠近法はそれなりに大きくなると理解できてくる。自分が一生懸命に描いた絵が、自分で気に入っている。そんな絵が小学生で、1、2枚記憶にしっかりと残ればいいと思っている。だからこうして教室に来て時間を気にしないで描けることが多ければ、その枚数は増えると思う。

いつでも、こうして採り上げる絵を選び、写真のサイズを縮小しココログに載せやすくするという作業をしていると、全員の作品を載せたいのだけれど、いろいろ考えて止めたりもする。その作業は時々つらい。しかし、落ち着きのない子(絵を描く以前の机に座って落ち着いて何かをするという時間を持てなかった子)が、なかなかの作品を仕上げたりすると、私の心の中に勲章のような満足感が広がるのです。

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2009/03/17

子供のフラワーアレンジメント

Arenji2_2Arenji1_2

卒業式の季節なので、子供たちに花のアレンジをさせた。

季節的に花の価格が高騰する時期なので、迷ったがどうしても、この課題はこの時期にやりたかったので、万全の準備をして指導した。

水を入れるオアシスの周りにカラーの薄紙を入れることがポイント!この種の紙は昔パピエと言っていたような気がする。ただのフランス語かしら。そしてドイツから買ってきた、テントウ虫とクルクルの飾りになるリボンを絡ませて出来上がり。花はカーネーション、ガーベラ、アルストロメリア、周りに入れた葉はユーカリだ。Arenji5 Arenji8

花を傷つけず、下のオアシスが見えないようにきれいに処理することを教えた。もちろん女の子はお花が好きだが、男の子も、こうして花を差して美しいものができるということにうれしくなる自分を意識していた。

これが情操教育なのではないだろうか。私はバブルの時も、不況と言われている今も、子どもたちがすべき大切なことを探している。節約すべきことも豪華にすべきことも教えないといけない。エコはこれから生きる上でのスキルにしないといけないと思うが、潤滑油のような存在もスキルとして身につけていけば自分自身にもそれは還ってきてわが身が豊かになると思う。Arenji6_2 Arenji14

この記事も落ち着いて更新できないので、悪しからず。明日、明後日のあとりえの教室をすると、子どもたちは春休みに入る。おじいちゃんの家やおばあちゃんの家に行くのかしら。

Arenji15

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私の絵本

Ehonshouki3_2Ehonshouki1_2

Ehonshouki3_3Ehonshouki5_2あとりえの子供たちは3週をかけて「私の絵本」を描いた。自分たちの生活を振り返って考えることをしたのが絵に表れる。その絵に芸術的な個性を見つけることはあまりなかった。しかし絵日記のような子供の世界を今の時間で描きとめることは大切だ。Ehonayano

Ehonharuki1_2Ehonharuki2Ehonharuki3 幼児に入園する幼稚園を探してすぐに3年は経ち、あっという間に卒園する。あとりえに来ているお姉ちゃんの陰にくっ付いて来ていた子たちもあっという間に小3、小4になる。たどたどしい絵ではあっても、その表現はすなわちその子の大切にしているものが出てくる。

今を描きとめることが大切だと感じる。

地区の中の大綱小学校では昨年から給食場の建て替え工事をしている。子供たちは給食ではなく、毎日お母さんの作ったお弁当を持って学校に行っている。その様子が皆の絵に描かれていた。あと10年も経って見たら、親子揃って楽しい思い出に変わるだろう。

EhonmanamiEhonmarieEhonmiku  一番上にある絵のショウキ君は下書きに書いていた絵を同じように本番には描かず、また別の新しい人や遊びを描いていく。それが次から次へと出てくるので不思議だった。

Ehonkentarou

EhonkahoEhonkaho2EhonkanonEhonkenta  我が家のパソコン事情が落ち着かないため、丁寧に更新作業をすることができないため、子どもたちの名前はカーソルを近づけて名前を確認していただきたい。

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2009/03/08

Wonderful town Gengenbach !(素敵な町ゲンゲンバッハ)

今日でドイツから戻り1週間がたった。今回はドイツの原始的な香りのするカーニヴァルを見てきた。前述のとうり、ゲンゲンバッハのウェブカメラの前でそばにいたアニー(ANNIE)さんとご主人と、アニーさんの友人が一緒に日本に向けて手を振ってくれた。ところが私は興奮して彼女たちの写真を撮らず、ごめんなさい。でも日本に帰ったら私はブログに書くと言い、URLを教えたので、もうそろそろ見てくれるのではと思い、写真だけ更新します。

このところ、戻ってからの所用があり、あとりえの方も準備があって忙しくしています。でもあの時の興奮が冷めぬうちに、少しでも早く伝えたいと思います。彼女に話しかけたのは私とおなじデビル(Devil)の角の髪飾りをしていたからです。ゲンゲンバッハには2軒ほどのおもちゃ屋があり、そこで私はデビル、芳州さんは怪傑ゾロのマスクを買って付けました。天使になっている人や、ケーキになっている人、海賊、猫みな楽しんでいました。

写真だけ載せますが、芳州さんのブログにはもっと上手な写真がありますので、写真関係の方はそちらを見てくださいね。では。

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追記:この記事を書いて一日経ちましたら、なぜかかわいい写真が消えました。かわいすぎる子たちだったなので、心配になったジェームズボンドかルパン三世がウェブの中でお仕事をしたのでしょう。早いうちにごらんくださった方はラッキーということで。

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2009/03/02

業務連絡@無事戻る

先生は無事ドイツから戻りました。今までにない経験や一緒に持っていった本の感想などを書きたいです。ドイツの子供たちは元気でした。そしてまたウィルヘルマ動物園にも行ってきました。

留守中の事務的な処理すべき用事があり、これからもう一山お仕事を抱えているのでがんばります。でもはるかかなたのドイツでも子供たちのことを考えて画材など買っていました。いいパステルがあったので重たかったけど持ってきました。春の花やデザイン的な表現にもあいそうですよ。

向こうではじめてお腹を壊したのは大誤算でしたが、一日プチ断食をして今は治っていますから安心してね。

明後日のおけいこの時にはみんなにおみやげを渡します。ドイツらしい日常品です。

ヒント:ババンババンバンバン、ババンババンバンバン~~~~

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