映画「釣りキチ三平」は心の壺にはまる映画だった
昨日から来ている親戚の子トモ君と映画に行きたいと思っていたが、急にあいちゃんもトモ君に会いたいと、何だか3人で集まることになったので、急遽、私は映画館を調べて、直感的にららぽーと横浜の東宝シアターで上映している「釣りキチ三平」の映画を見に行くことに決めた。
なぜか、娘たちとの会話で言葉を発すると「釣りバカ三平」と言ってしまう。釣りバカ日誌の方が日常的だからね。困ったので、「釣りキチ三平!」 「釣りキチ三平!」 「釣りキチ三平!」 とつぶやきつつ、ららぽーとまで車で行く。そして、時間がないので3人でハンバーガーを車の中で食べながら、私の父が映画館に行く時には必ず、大量のミカンやお菓子を買って行ったことをちらっと思い出した。「うん、うん、似てるね、寿雄に!」と思った。映画館に行く時のワクワク感はたまらない。
監督が「おくりびと」の滝田洋二郎ということと、他には3人で見て面白そうな映画はなさそうだということと、あいかも確か去年パラグライダー仲間のおじい様達と本格的イワナ釣りに行ったし、トモ君も川上で釣りをしているのできっと私たちにはいいだろうと決めたのだ。私の持論として、「映画もビデオも一緒に見る人の構成で真剣に考え選ぶと、えもいわれぬ感動があるもの」だ。
今日は時間がなかったのでパソコンで予約しないで入口で券を買ったのだけど、トモクンは幼稚園と言った、細かく言えば小学校入学前ということになる。また、私はシニアと言ったのだけど、免許証見せてくださいとも言われず、やっぱり私は年相応ですか? 何だかがっくり。あいちゃんは「大人普通」だって。
面白そうな予告を何本か見てから釣りキチは始まった。自然の中の渓流でのアユ釣り大会の場面だった。ところで、今日芳州さんはお仕事で一緒に行けなかったので、また絶対にこの映画を見てきてもらいたいのでネタばれにはしないつもりで書きます。と言うか感想をちらっと書くだけです。これは少しでも話してしまうと面白みが半減しそうだから。私はもしかするとまた一緒に行くかも、シニアですので。
映画はアウトドアが好きな人だったら必見の価値あり、そして渓流釣りが好きな人は絶対見るべし。また三平になった男の子が自然な感じが良かった。「ALWAYS三丁目の夕日」の須賀健太君とのこと。そしてこの映画でのオリジナルな役の三平の姉が自然の中でだんだん変化していく感じも好い。
私も昔は川上で渓流釣りをしたのだけれど、来客の接待のための料理の方がお仕事になり、釣りをしなくなっている。この映画を見て、昔のように釣りをしたいと思った。そして釣りキチ三平を見終わってなんだか明るい気持ちになってきた。川の大石の下に魚が潜んでいる情景を見て昔の若いころの気持ちになれたからだ。
パンフレットによれば撮影地は秋田の山郷。そして、講談社「少年マガジン」創刊50周年記念作品とあった。 「覚えていますか? 人を愛し、自然を愛し、釣りを愛したあの三平を。」
映画を観終わって外に出るとWBCの日本と韓国の試合の大詰めのようで、歓声が上がり日本が勝ったようだった。世界中が不況という中で、釣りバカじゃない、釣りキチ三平を見て、日本中が元気に明るくなって行き、日本国民が牽引役になれればと、経済学や政治を分からない私もじんわり感じていました。
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