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2009/04/12

山に来ると、また早春がやって来る

Kawa090412y昨夜川上に来た。中央道の長坂インターを初めてETCの1000円表示で降りた。

山小屋近くの森の脇道に小さい鹿を見る。車のライトに照らされてすぐシラカバ林に入りこんだが、私たちが車を止めて懐中電灯の明かりで合図を送ると、こちらを見て動かない。

ああ、また私たちのそばに来ているのね、先週に芽が出たチューリップは食べられたのかしらと思う。

今朝ココと散歩のときに、チューリップは健在。私は芳州さんのマネをして地面に這いつくばって写真を撮る。Kawa090412そのそばでココも這いつくばっておしっこをする。

そしてあとりえの子供たちは今週、新筍を描いた。いい作品が描けた。山に登るとまた、季節が戻って早春が来る。秋はその逆に山から都会に戻ると秋が来る。川上村に今桜は咲いていない。桜は連休ごろに咲く。季節を逆行するのも贅沢な幸せ。

昨日は長坂インターを出て、キララで食材を買いに寄ると、外がビニールを燃やした匂いがした。また中央道から八ヶ岳を見ると霞んでいた。また妙な煙の出ているところもあったので、朝インターネットで調べると、山梨の須玉と勝沼の2か所で山火事があったと出ていた。須玉ではタイヤも燃えたそうだ。そういえば朝6時ぐらいに上空を自衛隊のヘリらしき機体が3機飛んで行った。

そこで、今日午前中は農作業を兼ねて、ススキの刈り込みをした。枯草を片づけておきたかった。汗をかいて農作業をしながら青い空を見ると、「シラカバ~青空~南風~」のフレーズが口からぽろっと出る。演歌は苦手だが風の温もりは心を解放させる。

お昼に筍ごはんを食べてから、ひとりで清里大橋を渡り、花松園に行く。途中の清里の牧場の林縁に鹿が数頭いたのを確認。道路が坂道になっているのでスピードが出るのでわき見は禁物。

石灰や乾燥牛フン、堆肥など20キロを超える重さを車に積む。山吹の苗木を買う。大切なジャガイモの種イモも買った。今年は北明かりとメークインにした。連作を嫌うので去年と一昨年、全く作らない地面があり、その場所には今年は作ることができる。北明かりは初めてドイツのアウグスブルグで知った。そのずっと前にハーメルンで食べて、バターで黄色くなっているかと思っていたがジャガイモの一種であると後で知った。

Kawa090412b 山吹の木はこちらに来る途中の森の中にもたくさん自生している。以前3本ほど失敬してわが庭に植えてある。あえて買うことよりまた採って植える方がいいとも考えたが1本の木を買ってそれがある程度になるのを待つより、早く我が家の春を黄色い色で飾りたくなったからだ。

母が小さいときによく太田道灌の話をしてくれた。

「七重八重花は咲けども山吹の蓑一つだに無きぞ悲しき」太田道灌は武士であり歌人だったという。私はいつもその話を聞いているとき、その娘の立場になっていた。私は小さい時はさっと無造作に道灌に渡す自分を想像していた。大人になって茶道を習っているときに目黒の先生のおうちの庭でその花を見つけ、また掛け軸の脇に活けてあるのを見た時は茶道の作法の渡し方で道灌に渡す自分を想像してた。

道灌が雨が降ったので、雨宿りをし、貧しい小屋にいた娘が山吹を一枝手渡し、この句を言ったという。蓑は今でいえばレインコートだ。いくら私が今、思い出してもそのころに外見は戻りはしないけれど。心は戻る。

黄色は森の中で光が差し込んでいるような印象がある。この季節に黄色い花は多い。私が生まれた日に近づく四月の上旬が四季の中で一番好きだ。そして黄色もいろいろある色の中で一番好きかも知れない。この山吹はたぶん連休の後に咲くだろう。

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