スペースシャトルを描く@子どもたちの記憶
スペースシャトルのディスカバリーが5日に打ち上げられた。あとりえ・チビッコでは展覧会から初めての教室でもあり、新学年になったので、はりきってこの話題を取り上げた。このような絵は想像では描きにくいから参考になるものを用意して進めた。ロケット打ち上げの記事をコピーし、グルグル回る地球儀を置き、芳州先生の愛読書ナショナルジオグラフィックの宇宙関係をピックアップして臨んだ。この記事について子供たちの中には家族で話題にしているようで、楽しく考えて絵を描いた。山崎さんが女性であり、またスペースシャトルが引退するようであるのも悲しいが、≪時事についての絵≫を描いたのはわが教室ではもしかすると初めてかもしれない。
描き方は漫画的、デザイン的、科学的、説明的のどれでもよしにし、画材はクレパスでも、マーカーでもOKという設定で描かせた。
ところどころに描かれたUFOが新しいキャラクターになりそうな感じだったのはマナミちゃんだ。ケンタロウくんのお友だちトモヤくんはたくさんのユーホ―を描いていた。そこから今度の映画「第9地区」は見るかどうか話題になった。私は怖いけど見るでしょう。ケンタロウがナショジオの、ロケット発射の写真のそのまた中にコウノトリが噴射の前に映っているのを発見した。子供の目は凄い!彼は空の色を工夫して塗り重ねた。
リホちゃんは星や地球やUFO、ロケットがしっかり描けていて、将来の絵本作家を目指し始めた感じがする。まあこう言っても厳しい道のりだけど、自分が満足する絵を描くのも自分の心にとって大切だから楽しんでやっていきましょう。ヒナタは地球を自分の好きな緑と青のマーカーで丁寧に塗った。4年生からは自然科学(理科)クラブに入るという。そこで私は今度部屋の書棚の中にナショジオを定位置にたくさん置き子供たちに見せよう。環境悪化の怖い写真もあるが現実を見る強さも大切だ。モモカちゃんはなんとなくデザイン的な宇宙だ。
リサちゃんの水金地火木と太陽も図鑑丸々写しだけど、本人にとって良い課題となったと思う。ナミちゃんは模型の宇宙ステーションやロケットを良く見て描く。夜の暗さをマジックで塗ったが少し光を反射して写真がテカってしまった。健太は相変わらずダイナミックに描いた。
新しく入ったリコちゃんはきちんと描いたが筆圧が弱いので何度か描き足すことをする。
今回のスペースシャトルは新しい試みをしたのだが、子供たちも満足して描くことができたと思う。またこのような時事に関するものを取り上げて、子供たちの記憶に留めさせたい。
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