写真雑誌からのコラージュ@バラの花のデザイン・1
我が家は芳州先生が写真の関係の仕事をしているため、写真雑誌がたくさんある。最近は英国王立写真協会からの古い情報誌がたくさん集まったので、それをありがたく切り取ってコラージュすることにした。上は指導のための試作。
コラージュといえば、「雨の中の私」という言葉のネット検索で知った藤掛明氏は写真のコラージュという描画療法をしていて、作品から子供の心理を読みとることをしていられる。その状況はちょっと特殊ではある。私は「雨の中の私」を知る前に「もう一人の自分」というテーマで子供たちに絵を描かせていた。ブログをし始めたばかりの頃だ。その時は全くそういうことを知らないで私は指導していた。
藤掛氏は立場が私とは違い、非行のために少年鑑別所に入っている子どものためにクリスチャンとしての立場で、描画療法として作品を読み説くことをしていられる。5年ほど前になるだろうか、あとりえ・チビッコ展で、「雨の中の私についての子供たちの作品の解釈をしてあげることが出来ます」という趣旨のメールをいただいたことがあった。私はまだブログをし始めたばかりで、いわゆるバーチャルな世界に対しての臆病さや怪しみも持っていた。もしかすると今もってそうかもしれないが。そのチャンスがありながら、確か丁重かどうかも思い出せないが、なんとなくお断りしたように思う。
最近また私は思い出したようにその事が気になって、藤掛氏の「描画テスト・描画療法入門」(金剛出版)を取り寄せて読んでみた。今回私が子供たちにしている方法は藤掛氏とは違う角度から指導していると思う。写真の平面を絵の具やクレパスやマーカーで描いた時と同じように色彩として認識して貼り付け(コラージュ)させている。そして子供のその感覚を見ている。彼の著書によると、写真の意味するところを深く掘り下げて、読みとっているので、私が指導していることとは違っている。だが、昨日の課題では子供たちは、関係ない写真も選んでいる時もあり、色彩としての認識だけでなくもっとやりたいことがあるのかもしれない。
彼の著書を読んでうなずけることもあり、これからの私の指導で意識していきたいとも思った。藤掛明氏のブログは≪オフィス・フジカケ≫です。氏は描画について書いてもいるが、最近はクリスチャンとしての信仰の方向も感じる。今回、私が子供たちに指導したかったコンセプトは≪バラの花のデザイン的な処理≫ということになると思います。そして改めて、僭越ではあるが藤掛氏は若い頃に鑑別所の子供たちのために心の支えとなるべく描画療法をされていたことに敬意を表したいと思った。
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