






上段左からマナミ、タケシ、ケンタロウ、リコ。中段左からナミ、リサ、リホ、ヒナタ。下段はモモカ、レイナ。横位置はケンタ、トモヤ。どうしても写真がうまくレイアウトできません。
子供たちは今回アジサイの花を描いた。シーボルトが日本に来て美しい花と感じて、自国オランダに持ち帰った際に奥さんの名前おたくさん「Otakusa」と名付けている。その話をすると少女サッカーチームに入っている、ヒナタちゃんが「土曜日は日本とオランダが戦うよ!」と目を輝かす。そして、久しぶりに教室に来た子たちは嬉しそうだ。アジサイの花は園芸店で見つけた名前が≪パリ≫と≪アリラン≫と言った。濃いピンク系と青系だ。
リサちゃんは描いているうちに手が紫色になってきた。そうだ!確かあの本!探したら、あった!随分、読んでいなかった!≪きつねの窓≫文・安房直子 絵・織茂京子(ポプラ社・おはなし名作絵本)リサ、レイナ、リホの3人しか来ていなかったけど読み始めた。きつねの窓。
ぼくが青いききょうの花畑の中を白い子ぎつねを追っていくと、ふいに小さなそめものやの前にでました。店から一目で子ぎつねとわかる男の子がでてきてテーブルに案内してくれました。「お客さま、指をそめるのはとてもすてきなことなんですよ」というと子ぎつねは青くそめた自分の指でひしがたの窓をつくってみせました。「ねえ、ちょっとのぞいてごらんなさい」ぼくはしぶしぶ窓の中をのぞきました。そして、ぎょうてんしました。指でこしらえた小さな窓のなかには白いきつねのすがたが見えるのでした。
本の中ではききょうの花だが、今日のモチーフはアジサイ。でも子供たちに読みながら良い本だと思った。設定を考えると私の大切な長野の山小屋のようでもあるし、私が育った目黒区の清水町の戦後の平屋の縁側が出てくる絵なのだ。昔、娘たちに読んでやった時も感激して私は泣いてしまった。自分の小さい時が思い出されるからだ。まあ脇道にそれてしまいました。このぐらいにしておきましょう。
モモカはアジサイよりも周りが強すぎて花の美しさが出ないので、白で塗り重ねて消すようにさせた。リコは説明的に描くのが好きのようだが、それを徹底的にしないので、もっと!、もっと!と言って描きこませる。リホはこのごろ美しさを描くことが出来るようになった。説明も大切だけどきれいなのはどういうところなのかを感じてそれを描き表すことが大切だからね。
絵も描きたいけど原っぱのトカゲも気になる梅雨の合間のお絵かき教室でした。絵本は少しずつずれて子供たちに読み聞かせました。
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