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2010/06/07

私がパリに行きたい訳

シャンソンを始めて聞いた時に、日本の演歌と同じと説明を受けても、同じとは思えなかった。鼻にかかったフランス語が耳に入り込んで来る感じが好きだ。女子美短大での2年間にフランス語に少しだけ接しその思いはずっと持続している。フランスのイメージは私の中では、オーソドックスな凱旋門であり、セーヌ川であり、ナポレオンであり、オルレアンの少女でもある。

私の育った家では、弟は学生時代に交換留学生としてのフィンランド行きに始まり、その後は海外に自由に行き来している。姉である私は容易にそういう考えは持たなかった。良妻賢母の考えを親からも躾けられ、自分自身にもそのような考えを持てずそのままが過ぎていた。その後もずっと子を生み育て、教育を受けさせるのにエネルギーを注いだからだ。

私がこうしてドイツにいけるようになったのは、夫が出版社を辞めてフリーになり、写真の撮影にドイツを選んだことで私にもチャンスが来た。助手としての立ち位置が出来たからだ。娘たちの自立も幸いした。

よく夜汽車に乗った時、線路のわきの家々から見える窓の明かりは、いつも私に同じ思いを起こさせる。どうしてあの家に生まれなかったのだろう。何故私は都会に生まれたのだろう。何故日本に生まれたのだろう。何故、ドイツに生まれなかったのだろう。ここ15年程の間にドイツ旅行をするようになってからは、何故ドイツの田舎町に生まれなかったのだろうと、考えるようにもなった。夫は音楽や工学的な考え方からドイツが好きなので、私も同じように思って着いてきたが、この歳になるとどうしてもフランスに行きたいと思うようになった。きっとフランスに行ったら、どうして私はフランスに生まれなかったのだろう。どうしてあの灯りの下で食事をしていなかったのだろう、と思うようになる。フランスには全く行っていないわけではない。アルザス地方には2回行っている。どこにもワインレッドの色があって、ドイツとは違う色彩を感じる。

私はフランスのパリに行きたい。今、このブログの記事が載る頃に私はパリの近郊プロヴァン(プロヴァンスではない)にいるだろう。私はこの始めてのパリを体験して、何か失敗したりしてマイナーになっていない自分を想像していたい。

ボンジュール、トレビアン、シルヴプレ!オールボア!ジュブザンプリ!ボンソワール、ムッシュ!今回はパリの空気を吸ってくるのが目的なので、多くの観光を望んではいない。エッフェル塔とセーヌ川の流れを見て、空気を吸ってくればこれからの私の想像力に火がつくはず。

トレビアン!

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