« 奥山に紅葉踏み分けなく鹿の | トップページ | モーツァルトk299を聴いて描く »

2010/10/23

かぐや姫に始まって

昨夜は月が美しかった。遠くで鹿の鳴き声が聞こえたので障子を開けると、ススキの穂が銀色に輝いていた。かぐや姫でなくても、竹取の翁さんを置いて月の世界に行きたくなるような幻想的な月夜であった。

今朝は10時頃、地面の奥の方で大きな音がした。ココもビックリして跳び上がった。地震情報を調べるが何も表示なしだった。午前中に散歩に行き三種類のどんぐりを拾った。袴も一緒に採りビニール袋にいっぱいになった。クリスマスの工作につかうつもりだ。永住しているKさんの奥さんに、10時ごろに大きな音がしなかったかと聞く。気がつかなかったけれど、なんだか怖いわねと言うので、脅かしてしまったかと思う。道路の葉影には白や赤のキノコが顔を出すが、決して食べてはいけないような代物ばかりだ。私たちがこの辺りで食べることができるキノコは、ジゴボウというものしか知らない。川上村の知識人由井幸憲さん夫妻に教えてもらった。しばらくご無沙汰をしている。
ここにくると、畑のことや住まいのハウスキーピング、仕事の準備、食事の支度などで、あっという間に時間が経ってしまう。もう少しはここでのコミュニケーションを大切にしたいが現状に流されて、立ち話で済ましている。昼に戻り麺を茹でて、だしを取り、温かいお蕎麦を作る。2時間ほど事務作業をする。おやつの焼きりんごを食べてから、キングサリの木に鹿除けの囲いをする。いらなくなった簾を使いポールに絡ませたが、自分でやりながら疑心暗鬼で嫌になる。そして、昨日側溝に掻き集めた落ち葉を、珈琲屋で安く買った麻袋に入れた。これは、今までにない優れ物だ。葉を集めやすいし持って移動するのに力が少なくて済んだ。

こうして時間が経つのが早い。今回ここに来て、あっという間に3日が経ってしまった。なんだか竜宮城に招待された浦島太郎のようだ。さてかぐや姫に始まって浦島太郎に終った今日の日記、そろそろあくびが出てきたので終りにしますね。グッナイ!ココ!オヤチュミチュミチュミ、おやすみね。 

|

« 奥山に紅葉踏み分けなく鹿の | トップページ | モーツァルトk299を聴いて描く »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

田園の誘惑」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。