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2010年11月の記事

2010/11/28

もう一度難解な文章に挑戦するか?

暮れに向けての、山小屋の整理をしに来た。敷地のススキはもう枯れているのでロングのハサミと、ロングの鎌で刈り込んでみると小ざっぱりした。ススキの根元には、鹿や狸の糞がまた新しくあった。小さなシャベルで集めて鹿糞や狸糞の堆肥作りをしたいがその時間がない。糞も時間が経てば分解されて地に帰っていく。ススキもしかり、そのままにしておけば、いづれは地lに帰る。夢中で草を刈っていると『後は野となれ山となれ』の諺が思い浮かぶ。空を見上げれば、青空に浮かぶ雲は八ヶ岳から湧き上がり、はじめはシュークリームだったものが、いつしかゴーストバスターズの映画の白いお化けのようになっている。時間が変化させている物で明らかなのが雲なのだろう。
フランスに行く前に、読んでみたがよく分からなかったロラン・バルトの『エクリチュールの零度』(森本和夫・林好雄訳註)ちくま学芸文庫、をまた読み返している。内田樹がブログに『分かりずらい』と書いていたので、もう一度挑戦してみようと、山小屋の冷涼な空気のもとで読んでいる。意味が分からなくても、読むということに挑戦したら少しは爪の垢になって、ラングが豊富になってランガージュも新しいフォルムを形成しエクリチュールも理解できるかもしれない。と知ったばかりのフランス語を並べてみた。机の上で、この本を何章まで読めるだろうか。勘の働かない世界には違いない。ただ難解な文章ではあっても、私が行っていた女子美術短大生だった1966年位、フランス語を教えていらした森本和夫先生を思い出し、あの当時もう少し勉強したいと思っていた気持ちを思い出した。きっと今よりは色々な哲学的な思考がすんなり脳味噌に入って行ったであろうことは想像がつく。ゴーストバスターズからシュークリームに戻るってことなのだろうか。
朝ベランダの手すりに置いたひまわりの種をシジュウカラが時々食べにくる。写真は(豊田芳州のTheme)を見てください写真が載ってます。私はiPadで文章のみです。

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2010/11/24

鉛筆の強弱3段階で描く絵

Enpitu_d_rihoEnpitu_d_risaEnpitu_d_tomoya_2 左からリホ、リサ、トモヤ。

方眼のデザイン紙に宇宙の仕組みが表現できるかもしれない. それとも宇宙に飛ぶ船の設計図になるのか? 新しい人体のDNAの塩基配列なのか。  今日は子供たちに絵本を読み聞かせながら、絵を描かせた。絵本は安房直子作『くまの楽器店』小学館。来週のクリスマスの作品のイメージを膨らますために一週前から準備したい。今日の課題とは関係はないが、集中して描く雰囲気を作りたかったから。 上記の三人は書き始めからやろうとする事がはっきりと感じられていた子。 今回は時間がないので三人だけ写真を載せる。

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2010/11/23

バラの花を和食器に生けて描く

Bara_hinataBara_manamiBara_momoka 左からヒナタ、マナミ、モモカ。

バラの花が花屋できれいだったので子供たちに描かせた。グラデーションの勉強に描かせる予定だったがその課題を満足できる花が無かったので、わたしの感覚で美しいと感じるバラの花を選んだ。また子供たちが花の成り立ち、バラの花弁をしっかり描けるようにするため短く切って和食器に生けてみた。

Bara_namiBara_reinaBara_riho             

左からナミ、レイナ、リホ。

私が日本画を習っていた時の師、横溝由貴先生の師である小倉遊亀先生は和食器のような花瓶に生けた椿や薔薇を描いていらした。模倣は嫌いだけど、今回はマネをした。

                                                      Bara_rikoBara_risaBara_takesi左からリコ、リサ、タケシ。

この三人は絵も自己主張も強い子たちだ。上手に伸ばしてあげたい個性だと感じている。

Bara_tomoya 左はトモヤ君。

子供たちには、女の子も男の子も花をいけるのは大切だと教えた。ドイツに行った時、市場で花束を抱えて歩いている男性が多かった。日本ではあまり見かけない。一輪の薔薇が玄関に生けてあるだけで、心が和む。それが良い香りを放っていたら、心がとろけてしまう。どんなに忙しい時間に追われているお父さんでも、早くおうちに帰ってきたいと思うに違いない。だから、お父さんも、お母さんにはたまには百万本のバラをプレゼントしようと思ってくれても良いんじゃないかな。それがお小遣いの都合で10本になっても。
こうして、アトリエで言い続ければ、そんなお父さんが出て来るかもしれない。私はよく駅のそばの宝くじ売り場でくじを買っている人を見かけると、それより、あそこの花屋で花買ってプレゼントすればいいのにと思う。だがそこには、花を貰ってニコニコ喜ぶママが居ないといけない。こんなものにお金を使ってなどと言うお母さんだと永久に花束は意味が無くなる。だから私は子供たちがバラの花を書きながら、その話をしたかった。

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2010/11/18

独楽を作る・2

Koma_momokaKoma_reinaKoma_rihoKoma_rikoKoma_risaKoma_tomoya写真を撮りなおした作品。

楽しく遊んでね!

Namae_riho 『名前のデザイン』の時に休んだが、また制作させたところ、良い作品が描けたのでこちらに掲載します。リホちゃんです。

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2010/11/16

独楽を作る・1

Koma_009Koma_hinataKoma_manamiKoma_nami

白木の独楽にアクリル絵の具を着色して、回すと美しくなる独楽を作った。

1・小さな独楽に自由に書いて良いという事。2・蕪とかスイカのようなリアルなものと、美しく模様としての色を書く事は区別してしましょう、と話してはじめる。子供たちの思い入れが少しだけ出たと思う。トモヤくんが自分の主張を強く通したのが印象的だった。うちの教室としては良い事なのだ。

ものを作るという事は自分自身の個性を出して初めて面白いものができる。自分を主張しないで人の真似や、お手本通りを安心してやっているのでは何も進歩はない。こうした教育は学校教育では図画工作の時間が一番指導しやすい科目であると思っている。

朝日新聞11月14日の朝日新聞には日本の図工が世界に誇れると花野雄太氏が書いていた。だが来年からの学習指導要領では四教科のコマ数が増えて図工のコマ数が据え置かれたと書いていた。私は以前、娘たちが学校教育に接していた時は指導要領について一生懸命勉強したが、最近は新しい情報を得ていない。もっと勉強しなければいけない。

子供達の独楽は、小さいものなので遊びながら大切に保存すれば、かなりの年月遊べそうだ。10年以上前に作った時はキラキラのラメなどは無かったけれど、今回は使ってみた。きれいで可愛い独楽で秋の夜長から冬の夜長までパパママとと一緒に遊んでください。良いコミュニケーションが取れるでしょう。

写真のピントが合っていなかったので本日は4人のみ掲載します。 

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2010/11/14

今日は結婚40周年、ルビー婚式です。

France_5f 今日は結婚記念日だ。40回目だからルビー婚式の日ということになる。

私が学んだトキワ松学園中学校の生物の三木先生(前・能村校長)が授業の中で海綿のことを説明しながら、『偕老同穴の契り』(カイロウドウケツノチギリ)という意味を教えてくださった。今あらたに辞書で調べると≪生きてはともに老い、死んでは同じ墓に葬られること。夫婦の契りが堅く、長く仲むつまじいことのたとえ≫とあった。

そういうことを言ってもいいかなと思える、夫と二人で歩いてきた40年の年月だった。

辞書で調べたついでに比翼連理という言葉もあった。いつも一緒に空を飛ぶ鳥、二本の木の幹や枝が繋がって一つになっているという意味になる。

昨夜のうちにいろいろ思ってきたけれど、今朝、サラダを作っていて気づいた。明日も明後日も、ずっと、こうして夫のためにサラダを作りたいと。 そしてこう言えるのは幸せなことだと感じている。

写真はフランス・チュイルリー公園で見かけたご夫婦

追記:Paeria_003 今日のメニューはパエリアと北明りのボイルドポテト、チキンのハーブ焼き、チョコレートケーキ。

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2010/11/07

小さい秋見つけた@川上村

Kawa_momiji 朝の気温は1.5度だった。
昨夜7時頃、山小屋に着く。中央道は渋滞も無くなって順調なドライブだった。鹿には会わなかったけれど、どこからか出てきそうな気配はいつも通りあった。
石油ストーブを付けて、水抜きしたコックをつけて、食料品を冷蔵庫にしまった。そこまではいつも通りのお約束だ。そして同時進行でお風呂にお湯を入れる。追い焚き無しのお風呂は湯温の調節はタイムスイッチでする。10分、7分、3分。着いた日の室温はどうしても寒いそこでお風呂が最高のご馳走になる。
信州峠を越したところには黒森温泉がある。鉱泉なので温度は10度で薪で追い焚きしている温泉という。未だ行ったことはないが山一つ、峠一つ隔てているのだからちょっとはその成分が我が家の水にも含まれているんじゃないかと思っている。湯冷めしにくいしいつまでもポカポカしている。
着いた時には夜空がしっかり晴れていて星が大小様々に瞬き、もうなんて言っていいか分からないくらい大量の星があった。多分横浜の空の星を10としたら、100000000000(一兆)の100倍はありそうだった。それが50代の私の眼で見てのことだから、アトリエに通っている子供たちが見たのだったら、恐ろしくなるほどの星だと思う!絶対!
さっき、ココと散歩して家の周りを回って来たが隣の敷地から鹿が入って来ているのがよく分かった。以前は家の後ろの山側からの足跡が多かったのだが、最近は隣のススキが刈り込まないために増えて鹿を隠れやすくしているのだと思う。
今日はレタス畑で肥料の漉き込みをしているようで、辺り一体に牛糞と鶏糞の混ざった臭いが漂っている。なんだか、この臭いを吸っていると肥りそうな気がする。我が家の庭も最後の紅葉した葉が残っている。白樺の木の脇にある小楢の木だ。葉が黄色に色づいている。あれは多分リスが遊びに来て頬袋からどんぐりを一個出して、隠していったのが芽を出したのだろう。明日のおやつにするはずだったのにね。(ipadで更新、写真なし)

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