《暮らしの中の旅5》ときがわ町
川上村に来ている。鳥たちも里山に下りているのか、さえずりも聞こえない。外を見ても、何もない。在るのは太陽の光と良い空気だけだ。こういう時は深く自分の心の中に入って行こうか。もうバレンタインデーも終わり、自分の心を奮い立たせる物は見当たらないのかもしれない。でも次にはあの日がある。これから来る、年に一度の真っ赤な嘘を言ってもいい日! カミング、スーン。車の運転中に何度かいいアイデアが浮かんだ。メモをできずに忘れた。まあいいさ。あの日までにその年一番の良いアイデアが出る。真っ赤な嘘。このようなことを平気でつぶやくのも最近のこのブログのアクセス数の減少しているから、何でもありで言っている。品性は失わない範囲で言ってしまうぞ。
昨日は親戚の方の入っている老人介護施設に行き、久しぶりにお会いする。母と近い年齢であるため、その身体と心について思いやる。それと管理している家族の方たちの気持ちも思いやる。今読んでいる曽野綾子さんの本《 老いの才覚 》にも出ていたが良い歳の取り方が出来なくなっていると言っていたことを思い出す。私は『老婆は一日にしてならず』と以前の日記に書いた事があるが、私の母も現在の姿は、積年の賜物。痛いいたいと言うから痛みを分かち合いたい、心の切なさをなんとか聞いているが、私が本気になると自分が鬱になりそうだ。だから本気にはなってはいけない。こうした事を自分の子供たちにまるで先祖代々受け継がれたように伝えていく事は辛い。なんとか別の方法はないものかと思う。
そんな事をジーット助手席で考えながらそこからほど近い次女の家に行く。そこから娘を連れ出して都幾川《とき庵》(写真左)のやさい天ざる(写真上右)。その天ぷらが地元の野菜を使っているので美味。柚子の天ぷらは、果肉の水分を取ったものを揚げてあった。他にそれはそれは美味な天ぷらがあったので名前を聞いたのに忘れたのでインターネットでしらべる。娘に聞くと『もう忘れちゃったのママ』なんて言われそうな気がするので《とき庵》に電話する。アピオスという。それは始めての食感だった。アピオスはネイテイブアメリカンが戦闘に行く前に食べたという芋の一種だという事だ。とき庵の口コミサイトには季節によりその天ぷらの種類が違っていて季節の移ろいがわかって、楽しい。建具会館に寄り、檜の木工品や野菜を見る。その後豆腐工房わたなべに寄り、湯豆腐用の豆腐と黒胡麻豆腐を購入。そこは駐車場が広くそばには湧き水を自由にペットボトルに詰められる。また豆乳ソフトを食べながらゆったりと出来る。
里山への遊山もこのような蕎麦や豆腐やアイスがあるとゴージャスになる。そう思っていたら、山小屋の外で鳥たちが騒ぎ出した。ひまわりの種をいれてあげようバードフイールダー に。待ってなさいね!
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