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2011/03/19

ケンタの卒業とタケシの絵

Takeshi 今学期最後のあとりえ・チビッコのおけいこ日は3月16日で、ケンタが6年生最後の教室の日でみんなで靴を描く予定だった。イケアの白いテーブル、赤や黄、青の可愛い椅子をセットし、椅子の前に靴を置く場所に新聞紙を敷いて準備が出来た。ところが震度3の余震があり、外が妙に暗くなり、風も吹いて来て、テレビのニュースは原子力発電所の情報を伝えていた。どうも子どもたちを守る自信がなくった、それじゃ困るよKeicoco! でおけいこは中止にした。

ケンタには地震の前に用意していた絵本を昨日届けた。

『コルチャック先生』・子どもの権利条約の父 トメク・ボガツキ作 柳田邦男訳 講談社刊(ナチス占領下のポーランドでユダヤ人孤児たちと運命をともにした医師の本当にあった物語)

あとりえチビッコでは6年生までずっといた子には表彰の意味で絵本を贈ることにしている。昔はお弁当箱だった。絵本はもしかすると重なるかもしれないから、できるだけ新しい本にしたいと思っていたが、2011年1月28日第一刷発行とあるから、健太も持っていないはずだ。絵が丁寧で細かく、子供の描き方が可愛くて気に入った。コルチャック先生と一緒に野菜を作ったり、キャンプに行ったり、子供たちと新聞を作ったり、またヨーロッパの街並みが興味深く描かれている。だがだんだん絵が暗くなる。戦争が激化し、ゲットーから強制収容所のガス室に送られるまでが絵になっている。内容は暗いが、健太はもう中学生だから耐えられるでしょう。もう一冊を教室の本箱に置きます。順番で読んでください。

この絵本は私への戒めでもあると思っている。地震が起きたら怖がっている人は子どもの前には立てない。それでおけいこは中止にした。昔は子供たちを守る自信があったのだが。今回はあまりに大きな地震だった。余震のたびに怖がっている。そして、前回のおけいこをお休みしたタケシ君だけを呼び『重なる二枚の絵』を指導した。

タケシ君は『ライオン』を選んだ。彼はライオンが好きなようだ。以前何かのニュースを聞いて、彼は『僕はそんな死に方をしたくない。それだったらライオンにかまれて死ぬ方が良い』と言ったことがある。その事を言ったのをタケシ君は忘れてしまったかもしれないが、今回私にはライオンは印象に残る絵になった。

被災地の様子や情報を聞いて心にショックを受けるPTSDについてはココ(地震の影響 子供のPTSD)に出ているので、子供の様子が気になった方はご覧ください。絵を描いて吐き出させることが良いとも聞きました。私はその方面は何とも言えないが、永年子供の絵をを見てきてうなずけることもあります。

新学期まで当分ありますが、地震被災地の方々に置かれる大変な日々を私たち大人が共有して何んとか乗り切りたいものです。救援の方々の無事を祈ります。

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