秋の夕暮れと山小屋の放射線量
冬の使者のオサムシが枯葉の陰から銀群青の姿をのぞかせた。毎年、オサムシに会って冬が始まる。手塚治虫はオサムシが好きで治虫をオサムシと呼ばせていたという。編集者が治虫氏〈オサムシシ〉はまずいでしょうと、オサムに変更したという。ファーブルもオサムシを研究していたそうだ。私はと言えば、オサムシを見るたびになぜか感激している。色が綺麗だからだ。オサムシはカタツムリなどを駆除してくれる益虫なのだ。
それにしてもまだまだ気温が温かい、温かすぎなのだが、天気予報は明日から寒くなると言うので、毎年の行事として干し柿をむき吊るした。今年は少なめにした。地元のビックリ市で山梨産のものを購入した。でも今年はアトリエの子供たちにはご馳走しない。それで少しにした。以前10月に渋柿を買って皮をむいて干したのだが、何個かカビがでたことがあった。それからは小さめのサイズにして11月に干すと決めた。小さめといってもスーパーで売っている柿のサイズより縦に長いし、グラムも若干多い。干す前に熱湯にサッとくぐらして、消毒をした。
また、昨日は知人のFさんご夫妻が日帰りで遊びに来た。あいにく天気が良くなかったので、残念だったが、また季節が良くなってからもチャンスはある。雨でも平気な清里のオルゴール博物館や、八ヶ岳高原ロッジへ道をドライブした。そしてご主人が放射線計測器を持参して、山小屋の何カ所かを測ってくださった。以前チェルノブイリの事故の時に買ったものもお持ちらしいが、反応して音が出るため、最近の機種にしたという。我が家の室内は0.14〜0.17で、私が心配だった雨水の落ちる場所は0.16〜0.18マイクロシーベルトだった。あと何カ所かも同じ程の値であった。機種と測定しているところを撮り忘れてしまった。我が家がホットスポットではないとホッとした。私は畑の作物も疑心暗鬼で食べていたが、気分が晴れた。ただこれから原発が何もなければの話ではあるが。そしてすぐ隣にホットスポットもありうる。手塚治虫のウランちゃんは可愛いが、放射能はいらない。そしてガイガーカウンターは必要だと感じた。クリスマスの工作も今年の森の木の枝を使うのをためらっていたが、わが敷地は大丈夫のようなので今日、夕方シラカバの枝を集めた。
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