あとりえチビッコ展覧会講評
展覧会は無事終わりました。毎回同じことですが子供たちの作品を選ぶことが一番難しく迷うことです。
額縁をIKEAの大きなサイズにしたので今までの額縁屋の作品に差をつけてしまわないか、心配でしたが、なるべくパワフルな作品を選び、その点をクリアしました。
リンちゃんは高学年としての自画像を選び、それに続いてタケシ君も自画像を選びました。自画像は一番子供の主張を出しやすい。モモカちゃんは淡い色使いのパステルの静物画をえらびました。ヒナタちゃんは瓶の静物画を選びましたが、走る駆ける絵のキャラクターが可愛かったけどまだ一枚目で、個性と決めるには時間が必要と考え、静物画を選びました。ナミちゃんは初めに描いた野菜の絵が新鮮で他の子にない爽やかさがあったのですが、サイズが小さく、次に描くものに期待していたのですが、体調不良のようで、結局はじめに選んだ作品にしました。リホちゃんは不自由な体を感じさせない自分が描けていたので、それを選びました。しかもいつも自分を『莉歩』と言っているので作品名も莉歩。

リコちゃんはものを見て描く静物画が得意だけれど、この靴は汚れも描いて、6年に進学する決意のようにも感じられる。トモヤ君は動きを書く絵の時に、人は描きたくないけどブタは描けると、可愛いキャラクターを描いた。リサちゃんはモチーフの周りを黒で囲む 描きかたが好きな子だ。それが表現として好きであり、そういう個性の持ち主だ。周りを囲ってしまうというのはバリアを築くのだろうか。現れていることがその通りの個性を表しているというわけではないが、見るものには強さが感じられる。レイナちゃんは以前のブログで発表した作品なので家族の方には新鮮さがなかったかもしれない。他にもいい作品がかけてはいたが、会場にどうしても出したい作品だったので選んだ。マナミちゃんはバレエシューズを描いた。周りが空きすぎたので以前書いたバレエをしている舞台の絵をプラスした。色彩がこの頃のマナミちゃんを感じさせる。淡いピンクや濃いピンクで、入ったばかりの頃の絵から考えれば、すごい進歩になっている。落ち着いて集中できている感じだ。ヒロト君は、絵を描くよりは動き回っている方が好きだと思うが、少しづつ机に向かって手を動かすことの楽しさをわかり始めたようだ。興味 の勝負かもしれない。


トモヤ君がそばで良いお手本となってくれているのかもしれない。アサミちゃんは小さいながら自分を持っている子だ。この四月から一年生になるのだが、入った時からやる気がいっぱい。
あとりえチビッコでは自分を持てるように絵を通して指導しているので、はじめからそのような気持ちがある子には材料をいろいろ出して反応をみれば個性の抽出もしやすいのかもしれない。だが、今まででもこれからもそうだがこちらが期待しすぎたり、周りがそれを囃し立ててなんだかしぼんでしまったこともあったようなこともある。心して指導しないといけない。
今回 二年以上在籍者の表彰をしたのだけれど、リサちゃんの時に胸が詰まってしまった。そして、モモちゃんがサヨナラの時に目が潤んでいた。別れは辛い、と言ったって大倉山の商店街で会うこともあるから。
色彩のその子らしさ、線描のその子らしさを子供と一緒に探すのだけど、私の指導に時には反発し時には同意して進むしかない。指導者としてはその
お互いの底流に信頼があってこそ、目的は遂げられるのだと思う。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 演劇「アイノカタチ」を観て(2025.11.09)
- コロナ下の訪問そして医療関係者への応援(2020.08.23)
- 独楽の着色(2019.02.08)
- 独楽のための着色練習@ボードに抽象画(2019.02.05)
- 静物画 @白菜と蓮根とスルメ(2019.01.10)
「KEICOCOぎゃらりー」カテゴリの記事
- 紙粘土でマグネット(2018.08.21)
- 過去の展覧会のキャプション・D(2014.01.25)
- 過去の展覧会のキャプション・C(2014.01.25)
- 過去の展覧会のキャプション・B(2014.01.22)
- 過去の展覧会のキャプション・A(2014.01.21)



コメント