雑草を描く優しい子
左からトモヤ、リン、リコ。
今回は近所の原っぱの雑草を子供たちに描かせた。雑草というと、何も美しさを感じないという感じの言葉の響きがあるが、一本一本観察を続けるとその形の成り立ちに美しさを感じる。
子供たちには本当は野原でお菓子でも持って写生会気分で描きたかったのだけど、連日の雷や豪雨の予感のある空だったのでお家の中で花びんや、コップに入れたものを描いた。
左からレイナ、マナミ、リホ。
原っぱには20種類ほどの植物があった。中にはイネ科のチガヤがあったが、一応それも持ってきて室内に置いていた。マナミちゃんが来た途端に『目が痒い』と言ったのですぐにビニール袋に入れて処分した。その後は何も起こらなかった。スギ花粉が終わってイネ科の花粉症もあるそうだ。
クレパスではなくマーカーで細い部分も表現させた。今回の課題は理科の観察に準じたものがあり、中学にいった時には生物の細密画に通じた学習になると思う。この教室にいて芸術的表現も感じさせたい。そして雑草が美しいものであるという優しい心を目覚めさせ、その心を育ててあげたい。
小さい時からこのような自然への接触が多ければ、きっと優しい子になるはずだ。もっともっとこのような経験を増やしてあげたい。が、都会にはその環境が少ない。ところがこのマンションの隣には原っぱがある。今まであとりえチビッコに来た子たちは課題をやり終えると、学年を外して一緒に遊んでいた。
万歳原っぱ!でも子供たちにはそのために使う時間がとても少ない。
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