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2012年6月の記事

2012/06/28

ドイツCelleのBook project

ドイツ北部ツエレはおとぎの国のように町が出来ている。旧市街には古い木組みの家々が並んでいる。その町の中の本屋さんには今から13年前にも来たことがあった。日本では探している本の検索などということが無かった当時、ツエレのその本屋ではそれが可能だった。確か、不思議な動物の本についてお聞きしたと思う。あれから13年がアッという間に経ち、今回またツエレに行くことにしたのです。

D_bp1D_bp2jpgD_bp3 その本屋に立ち寄ると中学生ぐらいの女の子が数人で絵を囲んで何か相談をしていた。そして、気がつくと外に出て何か相談をしている。何だろうと私も外に出てみると、さっき見ていた絵や工作のようなものを飾ったりしている。そばにいた先生らしき人がいろいろ指図している。お聞きすると『ブックプロジェクト』と言う。あとは先生が時間が無いからとおっしゃったのでただ見るだけにした。子供たちの中には私に英語で説明してくれた子もいた。

D_bp5D_bp6 午後になって本屋に行って、ウィンドウの中に完成されたデイスプレイがあった。こんなチャンスがあったら私もうちの子供たちを連れてブックプロジェクトに参加したいものだと思った。

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ミニ絵本を作る2012

ケント紙を折りたたみ絵本にすることを時々しているが、今回はその白いケント紙の中に色画用紙を挟み込んで小さな絵本を作った。絵だけで筋は作らなくていいものだ。筋を考えると絵に集中できず、面白くなくなる。絵のデザイン性や話の抽出力を出せるように4ページにした。写真は適当に撮っているが、子供たちは作戦どおり絵の面白さを出せた子もいる。このような絵は生活の一部なので、その日の状態が反映されていると思う。

Minihon_rikoMinihon_hirotoMinihon_asumi 左からリコ、ヒロト、アスミ。
   リコちゃんは少し前に自分のブログを通しての話があり、私がこの教室の卒業生でなく在校生から初めて褒められ感謝されて嬉しかったと伝えたので、絵の内容に幅が出て面白くなった。またヒロト君は私の宝物の昆虫の箱を見せてから絵を描かせた。Good! アスミちゃんは前々回の花をスケッチブックから見せて、ウサギの回りにもう一度描せた。
Minihon_rihoMinihon_rinMinihon_tomoya
左からリホ、リン、トモヤ。
 リホちゃんは今日はお父さんが連れて来てくれた。ご苦労様です。犬の動作を描いて周りを丁寧に肉球だらけにした。リンちゃんは一人の子が変身する様を描いた。トモヤ君は以前いたずら書きの恐竜を描いていたのを切り抜いて張った。めったに大人になっては描けない動物たちだ。

Minihon_manamiMinihon_reinaMinihon_reina2
左からマナミ、レイナ2枚。
 マナミちゃんはヒヨコとニワトリを描いた。絵が非常にシンプルなのは今回の絵を基礎にして将来パラパラ漫画を描かせる予定なのです。レイナちゃんはおばあちゃんの作る美味しいアップルパイを描いた。絵の場面も良かったが、周りにウサギ切りにしたリンゴを飾ったのが良かった。生活は隠したって出てしまう。いやそういう言いかたじゃなくて、子供が正直になればなるほど、日常は出るのでしょう。良いミニ絵本ができたのでそれはずっと取って置いてほしいです。スケッチブックを捨てる時が来ても。
ちなみに、ミニ絵本の空いている場所に今日の日、2012・6・27 6才 などと入れてあります。

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2012/06/23

ハンザ同盟のハンブルグとリューベック.de2012

D_hum 今から18年前の1994年に行った始めてのドイツ、ハンブルグの旅は寒かったが今回も同様に寒い旅だった。北ドイツの都市、ハンブルグ、リューベック、ツエレを2週間かけて旅をした。ハンブルグに近いリューベックにはドイツ映画『ブリキの太鼓』の作者ギュンターグラスハウスがあり、行きたいところだった。また近年青魚が好きになり、北ドイツのニシンのマリネが食べたかったというのが本音かもしれない。

ハンブルグ港周遊をして分かったが観光という点では横浜港より勝っていた。運河を巡るタグボートと湾内を就航する観光船と、積み荷を出し入れする各国の貨物船が集まっているところがある。ぶつかるのではないかと思われるほど混雑していた。『Hahenrundfaht』(ハ―フェンドウルーファー!と聞こえた)という掛け声で船に乗る客を集めていた。ドイツ語事典で調べたら『港の遊覧船』だった。日曜の朝早くから港の朝市がある。私たちは旅の終わりの6月10日の日曜日午後にハンブルグ空港から飛び立つ予定だったので午前中にの朝市に行くことにしていた。朝市では花や魚、ハム、チーズ、果物、野菜などが大きな冷凍車で来て、大きな声で売り買いがある。私たちは旅人ではあるが、普通に住んでいるような旅がしたいと思っている。
Doitu12_046 港ではランチを食べた時にそばにマドロス帽のご主人と大きな帽子の奥さんが楽しそうにビールを飲んでいたのが印象的だった。私が「いいなあ、あの夫婦」そう思っていたのが伝わったようで、二人はカメラを向けるとちょっとポーズをとってくれた。ありがとうございます。

D_b_mon_2  ハンブルグからリューベックまでの町は南ドイツの景色を見慣れている私には明らかに違いに気付いた。シュットッツガルトからゲンゲンバッハそしてミュンヘンからオーバーアマガウはたまたミュンヘンからランズベルグなどは町の一つ一つに教会の塔が見えた。それが無い。そうか前の日に見たハンブルグの聖ミヒャエル教会の脇にマルチン・ルターの像があったから、こちらはプロテスタントが多いのだろうかなどと考えた。リューベックは駅近くのホテルに泊まり、そこから10分ぐらいで有名なホルステン門に行けた。緩やかな坂を上り、ギュンターグラスハウスはあった。

D_gurasu_o_2D_maria グラスについては知る人は知っているが知らない人は知らない。独特な映画「ブリキの太鼓」は10年ぐらい前に見て、不思議な映画と感じた。最近ビデオを求めて、再び見たがかなり際立った表現もある。不思議ではあるが子供と一緒に見る映画ではない。グラスハウスではきれいな画面で映像が流れていた。グラスは長編の小説を書くと同時にドイツ社会民主党の活動と政治活動もし、彫刻、デッサン、作詩と手掛け、多彩な人だ。そして1999年にノーベル文学賞を受けている。2006年に「玉ねぎの皮をむきながら」で、自身がナチ武装親衛隊に入っていたことを告白した。たくさんの著書の中で、「玉ねぎの皮をむきながら」(2006年)と「箱型カメラ」(2008年)しか読んでいない。
彫刻をハウスの庭で見た。箱型カメラの中の主人公マリア・ラーマらしき人の彫刻像が右わきにいたのが印象的だ。彼女はギュンターグラスの私生活をカメラで映し続け、彼の晩年を支えてきた人である。そして「箱形カメラ」では私生活を吐露しているが、妻、愛人など4人の女性との間に8人の子供たちがいる。著書から感じるのは彼が愛した最後の女性はマリアであり、カメラでグラスの仕事の写真を撮り、支えていた。

D_hutari 私はそのマリア像を見て結構感動していたのです。私は夫がそのような(たくさんの女性を愛する)希望を持つとしたら、その全部の立場を一人で持っていたいと思う。
またグラスのような才能ある人物が第一次、第二次世界大戦の中で生きていくために自分の意思を貫くために、あらゆることを試み、信じる物を掴み取っていくことは、誰も何もあとからは言えないんじゃないだろうか。それにまた翻弄されていく家族たちもなにも過去を否定はできない。
ウィキぺディアには大変詳しくギュンターグラスに着いて書かれている。件のカミングアウトから、現在のドイツでは7割の人がグラスへの信頼を表明しているという。今回ドイツに来る前にまたインターネットで調べたところ、ブログ「明日うらしま」ではギュンターグラスの最近の詩の翻訳をしている梶村太一郎氏が、グラスは歳をとっても国の政治に抗議していると教えてくれている。現在ドイツベルリン在住の梶村太一郎氏は日本の原発事故についても次々とドイツの地から情報を発信してくれているフリージャーナリストでもある。岡山県津山出身だ。

D_sutend リューベックの観光用の地図には今は閉鎖されているシナゴーグ(ユダヤ教D_s の教会)があった。通り道で気づいた。ツエレでも不思議な墓地があった。花も少ししか植えられていず、大きな石が置かれていてウサギがたくさんいた。調べれば調べるほどドイツの中に不思議な部分があるようで歴史的に調べても門外漢の私が何か言えることでもない。ただその墓地には今までと違った感触があり、そこを出ると何かほっとした感じがあった。
ハンブルグもリューベックもハンザ同盟の都市だ。商売で築いた富が長い年月が経っても簡単には壊れないで石造りの建造物に反映されて底力のある都市を維持しているのだろう。ハンブルグの外アルスター湖周辺の豪邸を観光バスで巡っている時にそれに気づいた。

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2012/06/22

hugする仲良し

Hagu_asumi1

Hagu_hiroto_2Hagu_reina 左からアスミ、ヒロト、レイナ。

今回はハグすることを絵に描かせた。ハグ(hug)辞書で引くと抱きしめること。欧米では挨拶にだきあうこととある。ところが日本人の生活の中ではハグはあまりしない。最近ではサッカーの試合など、スポーツ系の試合では得点が入るとハグする。相撲も抱き合っているがハグじゃない。そこで子供たちからはハグを描くのに恥ずかしいとか描けないとかの反応が予測された。そこで色画用紙で横から見たハグの光景をハサミで切り取りそれを向かい合わせて組み、ハグにした。恥ずかしいという反応も無く楽しくできた。

Hagu_manamiHagu_rihoHagu_riko

左はマナミ、リホ、リコ。
  マナミはバレーの場面に変身させ、トモヤは動画のスローモーションのように分解して描いた。紙の残りで輪を作り画面を構成した。ヒロトは国旗を周りに描いてハグはしていないが今にもハグしそうなサッカー場にした。リコはハグの情景をたくさん描いた。リンはハグできない一人の男を切り取った。『寂しいね』とか言いながら喜んで作っていた。リホは全体がデザイン的になるよう構成していった。最後の大きめのドットを散らしハグする2人を祝福した。アスミはハグも長考していたが、もう糊で貼ってしまったらお終いと思っているようで考え続けていた、そして残ったコーナーを何かしましょうというとハサミで器用にくりくりと回し切りして、飾りを作った。確かに指先が器用な子だと思う。レイナは同じように人のタイプをたくさん作っていろいろなハグを作って楽しんでいた。自分で作ったのを可笑しそうに笑いながら。私はこういうことが造形絵画にとって大切だとその時感じた。自分の作ったもので笑うことができること。とても大切だ。絶対必要だ!こういうことをして育った子は心に余裕があり、隣人に優しい子に成長すると思う。
Hagu_tomoyaHagu_rin左はトモヤとりン 。

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2012/06/15

新しい絵の具

ドイツから戻りあとりえチビッコの指導をして、ここ川上に来ています。
白樺林の中で春ゼミがジージーカナカナと鳴き、時折さす陽の強さに標高の高さを感じます。
今回の課題は水彩による静物画です。絵の具をもっと子供たちに使わせたいという考えから、固形絵の具12色をセットした描画道具をドイツからのお土産に用意して、描かせました。子供たちが絵の具をチューブから出し色を混ぜて描き、その後の片付けでどうしても絵の具を敬遠しがちになるのです。そのことは私の指導法も関係してくるのかもしれませんが、その論議に時間を使っている余裕もないようなので、この方法を選びました。色彩も日本と違った発色なので、子供たちも良い反応をしていました。使いはじめに、大切に扱うことを言ったために、子供たちが節約して、若干色が薄くなる傾向もありました。徐々に慣れてくれることを願っています。今までよりも課題として多く使用して、1年持てばいいかなと考えていま。Seibutuga_asumi
Seibutuga_hirotoSeibutuga_manami               




左からアスミ、ヒロト、マナミ。

Seibutuga_reina

Seibutuga_riho

Seibutuga_riko

                

                
              

左からレイナ、リホ、リコ。

Seibutuga_tomoya 左はトモヤ。今回リンはお休み。
それぞれの感じ方で隠れた色を探すように言う。塗ることができる色彩に限りがあるため、ない色をある色で描くことを考えないといけない。また、写実の仕方を間違えて、困っても、子供たちが何とかバランスを考えて持ち直すことが良くある。と言うより間違えて描いてバランスを取ることが「絵を描くことだ」と言っていいようなことばかりだ。私はそれは学術的に何も証明されていないが、脳にとって大切なことじゃないかと思っている。

今回ヒロト君は塗り方が上手にできなかったので、もう一度一緒に塗り直しをさせた。色彩の際立ちを覚えさせるために、黄色の部分を時には一緒に塗った。本人の意思と違って嫌だったかもしれないが。私は時には指導としてやっていかなければならないと信じている。子供の持って生まれた性格の中には伸ばすものと、取り払って治して、そしてまた自由に伸ばしていかなければならないものとがある、と思っている。子供は反抗も時には大切だが、素直に聞いて治していくことも、大切です。今回だけの指導ではないので、教える側も教えられる側も時には辛抱も大切です。

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2012/06/05

ドイツからの旅メール@3

Doitu12_tabi1_2 『エリザベス女王戴冠60年記念のお祝い、テームズ川がすごい。ドイツからの生中継なので言葉は分からないが、華やか。橋、ビルの窓、様々な国旗がはためき、白い服の女王と皇太子妃の赤が美しい。皆仲が良い。イギリス国民は嬉しそう!私も思わず叫びそう、女王陛下万歳!』
とツイッターに6月3日に書いた。昨日はリューベックからリューネブルグ、ウエルゼン、ツェレまで二回も乗り換えて来た。今朝は新しいホテルでの朝食を楽しんだ。ドイツのパンはどれを食べても美味しいが種付きが美味い。コーヒーも美味しい。昨夜は魚料理のチェーン店ノルドゼーでニシン料理Doitu12_tabi3 を食べた。ポテト付きで2人でビール含めて15ユーロ。因みにここのホテル代は67ユーロ。別に朝食代が1人12ユーロかかるが計91ユーロだから、現在の換算ではとても安いことになる。
こうして、ドイツ旅行を書いているのは、子育てが大変なお母さんたちに、明日への希望を抱いてもらいたいからです。
ところでここツェレは1998年にも来たところで、14年前の記憶を辿りながら歩いています。あっ、相棒が仕度が出来たようです。では今日はここまでで。

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2012/06/02

ドイツからの旅メール@2

Doitu12_tabi2 リューベック3日目になるが、今日も寒い。重ね着が出来るものを持ってきたので、予定通り着て七枚になり、ネックウオーマーと、マフラーも身に付けた。寒気と強い風で体感温度は5度位に感じる。まるで『北風と太陽』のように私たちは陽の光がある方へある方へと歩いている。時々雨が降って来るとカフェで休み、お茶とケーキで昼食にしている。
リューベックはハンザ同盟の都市のため歴史的古さは街並みにはっきり表れている。教会は街リューベックの権威を表すように大きい。昨夜はパイプオルガンとトランペットでの教会コンサートに行った。雨が降るが雲も劇的に現れて、写真家には堪らない光景のようだ。相棒と常に一緒にいると私の体力も持たないので、私は午後はホテルに戻り、メモの整理などをしている。iPadは持参したが、メモと音楽だけの使用に使っている。

塔が二つあるドームの12時の鐘の音は大きかった。しかも10分間鳴り続いた。
追記/今ドイツのテレビでパテントの取り方をしていました。ボールを二つ付けた車でした。そこで、キユウにある人の事を思いだしました。そうです! そして、確か今日がお誕生日でした。おめでとう!これからもよろしくお願いしますね!

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