秋の森と女心
野紺菊にヒョウモンチョウがとまっていた。ヒョウモンチョウもいろいろな種類があり、名まえを確定するのは難しい。動きが激しいがシジミチョウより大きいので動きの予測はしばらく見ていると分かる。写真を撮るのが楽しい。カメラの力によるところ大。
秋も徐々に深まるとカシワの木からドングリが落ちる。今はちょうどその季節だ。ドングリが奥の家の屋根に落ちて不規則な音を森にこだまさせている。永住者の方に聞くと今年はドングリが少ないという。道を歩いていても少ないのが分かる。リスや熊は困っているだろう。昨夜もアナグマがギャオ―ギャオ―という声で目が覚めた。そしてもちろん鹿がヒューンヒューンと夜中に鳴いている。
そんな鳴き声がしていたのに、明け方にクリスマスかハロウィンの夢を見た。K柴さんの家に行っていたのにいつの間にか上Dさんの家に行っていた。美味しそうなごちそうがいっぱいだった。遠慮がちに眼をきょろきょろさせていた。佐久の病院での人間ドックでのご注意があのような夢を見させたようだ。問題はコレステロールだけなのだけど!ほかは皆Aなのに。佐久総合病院ではおやつのお菓子のカロリー表示を文化祭の発表みたいにさりげなく展示してある。その中に私が最近つい手を出してしまう、メロンパンが430kCalと出ていた。かりん糖は普通サイズ5本で50Kcalだった。良い子のみんなと一緒に気をつけましょう。チョウたちのように花の蜜を食べていたら太らないのにね。
畑にはこぼれる種で出てきた紫蘇が立派な実をつけている。鎌で枝ごと切ってベランダで実をしごいた。葉は洗ってクッキングペーパーで包んでおくと当分持つ。こうすることは美味しい献立を立ててしまうという二律背反。そんな大げさなことではないかな。かたわらではシジュウカラがヒマワリの種をめがけて飛んでくる。コガラは美しい鳴き声でありがとうという。ゴジュウカラはカラ類の中で一番強く、他を追い払う。「ゴジュウカラ、シジュウカラ、サンジュウカラ、二ジュウカラ、イチジュウカラ、マズハオトモダチカラ。」なんて冗談言って、鳥たちとコミュニケーション。
こんなに緑がいっぱいなのにシジュウカラたちに餌をあげていいものかしら、これから来る台風の気配を感じているのだろうけれど。急にザーザー雨が降ってきた家に入ろう。
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