ひまわりと私の好きな色とドイツ国旗
白樺の木の葉がだいぶ落ちたので、太陽の日差しがかなり入り込んでくる、10日ぶりに来た川上だ。快晴の今朝の気温は6度だった。昨夜来た時から石油ストーブを微弱でつけている。朝食のサラダにはルッコラとセロリとイタリアンパセリを我がクラインガルテンから採ってきた。これらは真緑だ。
私たちが来たとわかるとすぐ羽音をたててシジュウカラ、ゴジュウカラ、サンジュウカラがマズワオトモダチカラと来る。もうひまわりの種が無くなったからと彼らに言った。またあとで来て頂戴と言う。
それなら来年は畑でひまわりを植えて育てて種を採ろうかしらと相棒にに言う。私は映画『ひまわり』のテーマ音楽をハミングしながらヒマワリ畑をかいくぐって来るソフィアローレンになったつもりで踊る。『ところで、あの映画なんて名前だったっけ』『???』『ひまわりでしょう!』と大笑い。こうして活字にするとなんでもないけど、私たちは可笑しかった。こんな時間がたくさん積み重なって、結婚記念日は出来上がってくる。
『ひまわり』の映画の中のソフィアローレンとマルチェロマストロヤンニを思い出す。音楽はヘンリーマンシーニで始めから悲しさを約束した旋律だ。その哀しさがひまわりの黄色い色に象徴されていたように感じる。東日本大震災の津波の跡に植えられたひまわりを私は実際に見ていない。また放射性物質を吸うと言って植えるといわれていたひまわりも見ていない。震災の跡に植えられたひまわりは被災した人たちを元気づけるためのものだ。みんながそう言っている。

私は黄色が好きだけれど、私には黄色は孤独を表す色のように感じる。それは私がそう感じているだけかもしれない。色彩が人に与える印象は人それぞれかもしれないが、その使いどころで意味が出てくるのだろう。ちなみに私は赤も好きだ。きっと太陽に近い色が好きなのだろう。紅葉していく色も黄色と赤だ。黒も好きだからドイツ国旗になる。
川上村の紅葉はまだ探さないと見つからないほどだ。山々の紅葉が段々と下におりて、都会の紅葉に移っていくまで結構長い時間楽しむことができる。
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