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2012/11/04

樅の木に熊の爪痕が……

Hppb027442Hppb027448 11月になり、昨日と今朝の気温はマイナス4.5度だった。もう石油ストーブを一日中焚く生活になった。草原の葉は霜に打たれて白くきらきら光り、太陽が当たった場所は今までと変わりない緑色になっていく。

我が家から数件先のNさんの庭に熊の爪痕があると、隣に住む滝川さんに教えてもらい、それを昨日見た。始めはその場所はよく鹿が鳴いているらしき場所なので鹿の角研ぎではないかと思っていた。しかし、見ると鹿とは全く違っていた。深くえぐれ、1年以前のものは黒くなっており、今年や去年ぐらいのものはその痕からヤニが流れて出ている。木の種類は樅だ。滝川さんが以前見た時には木に長い黒い毛が付いていたそうだ。
この夏クマの目撃情報があった場所とこのNさんの草原をつなげると、私たちの日頃の散歩道とオーバーラップする。先ほども朝の散歩をココとしたのだけれど、信じられないというのが油断につながるのかもしれない。地震の津波の例もある。突然ススキの根方から熊が現れて向かってくるかもしれない、都会でも不審者が向かってくるのが怖いけれど森の中の熊も同じように恐い。あり得ないことが起きると肝に命じなければならないのだ。
 
以前読んだ本に『羆嵐』(吉村昭)がある。その出来事は今から100年ほど前の北海道の三毛別(サンケベツ)で起きたことだ。熊は本州にいるツキノワグマでなくエゾ羆だ。体格も体重も比較にならないほど大きい。菊名の図書館で借りてきて読んだ本だったが、私が生まれてから読んだ本の中で一番恐いと思った。ここでは詳細は省くが、怖いもの見たさがあり、時間のある人はインターネットでも調べてみると分かる。
 
そこで、散歩の時は熊に合わないように『森のクマさん』の歌を歌ってもダメなのだ。もっとガンガン音のするものを持たないといけないみたいだ。しかも、ネット上に、熊は赤い色に反応すると書いてある。最近私は赤い服を着ていることが多い。車も赤だ。オーマイゴッド! はい、冗談でなく気をつけます。
クマが冬眠をするように、山小屋の周りの人たちは冬ごもりの準備を始めている。春まで来ない人も多いようだ。私も畑の豆の蔓やネットを片付けたり、白樺の葉を箒で掻き集めたり、大根を引き抜いたり、ルッコラの根を集めたり、細かなことをたくさんした。もう今年が終わってしまうようで悲しい。その上に陽の落ちるのも釣瓶おとしで哀しげだ。でも物は考えようで畑の作業ができない分のんびり出来る。

もう一つ、干し柿作りをした。柿は10月だと黴る事がある。今回私が疲れないようにと一箱だけにした。17個だ。山と都会を行ったり来たり、春夏秋冬楽しんでいる。楽あれば苦ありだけれど、3つの時から好きなことをやっていられるのは幸せなんでしょうね。まさに幸福な年輪!

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