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2012/12/30

『メリダとおそろしの森』と『リアル・スティール』を10才の男の子と観る。

スコットランドの森に住む王女メリダは弓矢が得意だ。母親である女王は娘に対して国の女王になるための作法の躾に厳しい。そして結婚相手を決める集会を開く。メリダは弓を探しに入った森で鬼火に誘われて魔女に会う。うるさい母女王を何とか変えて欲しいと願うと魔法の呪文で作ったビスケットを貰う。女王は一口食べると熊に変身してしまう。自分のわがままから母女王が呪いにかかったと分かったメリダは勇気を出して森の掟と闘い呪いを破り、母女王を元に戻し、本当の気持ちを伝え合う。
このビデオを10才の男の子トモ君は全く表面的なことしか分からなかったと思う。メリダの3つ子の弟が魔法でクマになったり、お菓子をくすねて食べてしまうことや、大熊が表れて暴れる様子や家来たちのおかしな動作に大笑いをしていた。子供とビデオを見るときはそれでいいと思う。だが大人はたとえ子供が表面的なことしか理解していなくても、一緒に見ながら深淵な哲学にも通じる真実を理解すれば、子供向けのアニメーションビデオも有意義な時間になる。
「運命は自分の意思では変えられない。自分のものではない。運命は私たちの中にある。それを見つめる勇気を持てば良いだけだ。」
「一人の人生は多くの人生と絡み合って、布のように織られている。運命は探し求めるもの、努力すれば変えられるものだ。進む道が見つからない人もいれば、運命に導かれる人もいる。」
んーん、何という含蓄。これだから映画は面白い!

リアルスティールは近未来のロボットボクシングの世界を描いている。映画館で今年の初めに観てブログにも書いている。その時からトモ君と一緒に観たいと思っていた作品だ。
10年前に別れた奥さんが亡くなり、子供の親権をどうするかを突きつけられ経済的にもピンチに立っている父親チャーリーと11才の息子マックスの物語だ。闘うプロボクシングのロボットをアレンジしていく過程で、息子は父親を理解し、誤解を解き、尊敬し、愛していると気づく。

考えてみれば今回観たビデオ二本とも男親と息子、母親と娘の関係がテーマであった。子供はビデオを表面的に鑑賞しているが親世代にはもっと深い意味が分かるいい映画だと思う。ちなみに私はメリダとおそろしの森を観て、老人ホームにいる母が私を縛っていた「あの頃」を思い出して観ていた。みんな子供は愛が縛りだとは気づかない。でも縛っていればそれが子への愛だと考える親もいるかもしれない。20才ぐらいの時の母の干渉は嫌でたまらなかった。だから、私はアンチに対してアンチテーゼになる。海よりも深い愛と思っているが。

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