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2012年12月の記事

2012/12/31

辰年から巳年へ@2012〜2013

過ぎ去る年に愛を
来る年に愛と希望を!
そしてあとりえチビッコを訪問される方たちへ心より感謝しています。
皆様にたくさんの幸せと平和が訪れますように!

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2012/12/30

『メリダとおそろしの森』と『リアル・スティール』を10才の男の子と観る。

スコットランドの森に住む王女メリダは弓矢が得意だ。母親である女王は娘に対して国の女王になるための作法の躾に厳しい。そして結婚相手を決める集会を開く。メリダは弓を探しに入った森で鬼火に誘われて魔女に会う。うるさい母女王を何とか変えて欲しいと願うと魔法の呪文で作ったビスケットを貰う。女王は一口食べると熊に変身してしまう。自分のわがままから母女王が呪いにかかったと分かったメリダは勇気を出して森の掟と闘い呪いを破り、母女王を元に戻し、本当の気持ちを伝え合う。
このビデオを10才の男の子トモ君は全く表面的なことしか分からなかったと思う。メリダの3つ子の弟が魔法でクマになったり、お菓子をくすねて食べてしまうことや、大熊が表れて暴れる様子や家来たちのおかしな動作に大笑いをしていた。子供とビデオを見るときはそれでいいと思う。だが大人はたとえ子供が表面的なことしか理解していなくても、一緒に見ながら深淵な哲学にも通じる真実を理解すれば、子供向けのアニメーションビデオも有意義な時間になる。
「運命は自分の意思では変えられない。自分のものではない。運命は私たちの中にある。それを見つめる勇気を持てば良いだけだ。」
「一人の人生は多くの人生と絡み合って、布のように織られている。運命は探し求めるもの、努力すれば変えられるものだ。進む道が見つからない人もいれば、運命に導かれる人もいる。」
んーん、何という含蓄。これだから映画は面白い!

リアルスティールは近未来のロボットボクシングの世界を描いている。映画館で今年の初めに観てブログにも書いている。その時からトモ君と一緒に観たいと思っていた作品だ。
10年前に別れた奥さんが亡くなり、子供の親権をどうするかを突きつけられ経済的にもピンチに立っている父親チャーリーと11才の息子マックスの物語だ。闘うプロボクシングのロボットをアレンジしていく過程で、息子は父親を理解し、誤解を解き、尊敬し、愛していると気づく。

考えてみれば今回観たビデオ二本とも男親と息子、母親と娘の関係がテーマであった。子供はビデオを表面的に鑑賞しているが親世代にはもっと深い意味が分かるいい映画だと思う。ちなみに私はメリダとおそろしの森を観て、老人ホームにいる母が私を縛っていた「あの頃」を思い出して観ていた。みんな子供は愛が縛りだとは気づかない。でも縛っていればそれが子への愛だと考える親もいるかもしれない。20才ぐらいの時の母の干渉は嫌でたまらなかった。だから、私はアンチに対してアンチテーゼになる。海よりも深い愛と思っているが。

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2週間もブログ更新ができなかった訳

あとりえチビッコではクリスマスの前にカードを作らせた。昔買った、クリスマスカードの模写をさせたのだが学年は関係なく聖夜のクリスマスを感じる作品になった。
その前から電話の回線を変えたり、FAXを変えたりしたせいかパソコンのwlanがつながらず、しかもインターネットがサクサクと行かない状態もあり、困ると同時にブログを書く気が起きなかった。というより単純に八ヶ岳に行ったり、親戚の子の面倒をみたり、相棒の関係の忘年会にも参加し、遊んでもいたからかもしれない。愛犬ココがソファーから降りる時に足の付け根を捻挫したらしく病院通いもあったりして、今年の師走は何かと慌ただしく過ごした。もう明日が30日など信じられないほど、時間の感覚がおかしい。でも忙中閑ありでいい映画DVDを2本見ることができた。そのことは明日おせちのお煮しめを煮ながら書くことにする。
iPadで更新のため写真は無しです。

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2012/12/15

トイザらスLazooでクリスマスカード作り

今日はトイザらスLazooコーナーでクリスマスのカードを作った。

初めて会った子もシャイな子も、パパやママが居ないと心配な子も折り紙を切ったり貼ったりしてカードを作り始めるとなんだかワクワクしてきて楽しい作品が出来た。物作りをするのにぎりぎりの2才児には紙をおいてクレパスで描かせた。ママが昨日作った焼きそばが美味しかったとカードに描き添えた子もいた。特に写真を撮らせて下さった保護者とお子さんは特にこのカード作りが楽しかったようだった。

あとりえチビッコの教室以外でこうしてプチ造形教室をするのは子供のキャラクターを沢山知ることが出来て、子供好きの私には嬉しい時間だ。だが、ほんの短い時間なので、物静かで口数の少ないお子さんや年少児にはどんな印象を与えているかと気がかりではある。まだ、おうちにクリスマスツリーを飾っていない子は、トイザらスの売っているクリスマスツリーまで、とことこ歩いて行き、赤や青の球や星を見せてから描かせた。

今日もクリスマス前なので子供たちはサンタさんへ頼むものを見に来ているようだった。一緒に来ているお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんもうれしそうに足早に目的の場所に急いでいるようだった。

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2012/12/13

クリスマス工作@2012≪森の中の小さな家≫

Morinoie_tomoya2 12月に入り、教室では子供たちにヨーロッパのアドベントのように工作を教えていた。今年も去年に続き森の中の小さな家であるが今回は円錐の木と雪に似た細かい石を使った。家はその木のサイズに準じたのでかなり小さい作品になる。昨日2回目で出来上がった。

その家を想像するために、「英国のカントリーサイドーさまざまなパブ・イン、民家や町並みー」写真・増田正(1990年集英社刊)を子どもたちに見せてすすめた。「私がドイツに行きたい」という気持ちの原点になっているかもしれない本だ。イギリスでありドイツではないが、昔この本を本屋で見つけた時から総じてヨーロッパをこの写真のイメージで想像し憧れていた。子どもたちにはドアや窓枠、壁、屋根の色の美しさを写真を見せながら話した。そして、いつかヨーロッパに行くことが出来て街を見たとき、先生が言っていた意味がわかるとも話した。そのような希望を持ってほしいともしつこく言った。

私は工作の試作を作りながら、2006年12月に行ったドイツ、ランズベルグのクリスマスマルクトの情景を思い出していた。子どもたちは作品を作り、写真を自分で撮らせた。大人の手のひらに載るほどに小さい作品だが、延べの時間でいうと、5時間かかった子もいた。そういう作品は印象にも残るし、結果として楽しい作品になったんじゃないかと思う。

Morinoie_hiroto ヒロトは全くマイペースで作っていった。ビルやはためくポールがはちきれんばかりの世界に広がっていながら手のひらサイズに縮小されて乗っている。ちょっとだけ手伝ったのは旗の布を切るくらいだった。Morinoie_reina1
レイナはイギリスの写真をみて、小さな家々の窓を工夫して描いていた。 誠実に真面目に取り組んでいく姿勢は私の小さい時に似ている。
Morinoie_riho リホは自分が住みたい家を決めて、最後に鳥の巣を作って楽しんで作っていた。昨日は他の子より早く来て、クラスや学年の中の問題点を指摘しながら作っていった。彼女は以前「リホが虐められないのは体が不自由なことがあるけど、知的な障害は無いからだと思う。」とか「ハハハ、先生、リホが体が不自由って言っても、みんながまわりで心配するほどじゃないよ。生まれた時から慣れているから全然大丈夫よ。」こんなことを言う。あの夜、芳州に話しながら泣けてきた。お母さんと時々お父さんが送り迎えをして、教室に来ている。
Morinoie_asumi1 アスミはまだ1年生なのだけど、工作も絵を描くことも好きだ。そして教室の中で一人っ子を解消しながら物づくりを楽しんでいる。レイナがお姉さんになり、アスミが妹になっている。Morinoie_manami_2
マナミはクリスマスの作品は何回も作っている。自分流に考えて屋根の色を赤く塗ってから雪を付けた。最近年頃なのか口数が減って寂しいが、おばあちゃんを大切にする心優しい子だ。
Morinoie_rin1_2リンは作品を作ってから写真の撮り方が上手だった。不思議な教会も作った。昨日は遅れてきたので、少し急いで作らせました。

トモヤ
は私の作品を撮って、このほうが良いよと言った。本当に住んでいるみたいなアングルから撮ってくれた。森の中の工場や他にも一つ一つを丁寧に作った。この年頃の男子Morinoie_tomoya1にこのような、作品に取り組ますのはめったにないことだ。だがいずれ家庭を作っていく人間には大切なイメージ作りでもあると思う。
Morinoie_keicoco1
トモヤも作品を作りながら自分が小さい時にあったことを言って、心理的な洗浄をしている。それでこそ造形教育は情操教育につながらないと意味がない。 最後は私の作品

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2012/12/03

中央道笹子トンネルの崩落事故

今日中央自動車道の上り笹子トンネル内で天井の崩落事故があった。今は横浜にいるが、頻繁に横浜と八ヶ岳を行き来をしているので、私たちも確率としてはこの事故に遭遇する事もあり得たわけだ。このニュースを聞き、まだ不明者もいるようなので一人でも無事に早く救出されますようにと祈っていたが、3台の車に乗っていた人たちが事故にまきこまれて生存は難しいようだ。

私がいつも車を運転して笹子トンネルを通ると、下りの出口から6分の1くらいの所でいつも水が落ちてくるのでワイパーを回す。それが合図のようにもうすぐトンネルの出口だと認識している。下り車線は上りより高度が上になり、あのようにいつも水が落ちてくるトンネルはよく考えるとおかしいのではないか。今度の事故の修復が多少時間がかかっても完全にして、安全に通過できるトンネルになるようお願いしたい。(追記:原因究明も専門家を交えてお願いしたい、日本中のトンネルの点検も急務ではないか。サービスエリアや、ドックランなど二の次だ。)
人は事故があって始めて、気を付けるべき『点』に気づく。それは想像力でもあるし、時には愛かもしれないが、人は常に最小公倍数と最大公約数で動く。
もっと細かい説明をしたいけれど、今日は眠いのでもうおやすみなさい。心配をかけた人たち、有難う!(追記:これからはしばらくの間、別ルートを走るでしょう。)

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