今年始めて山小屋に
新年始めて山の家に来た。
昨日はいつも通りに16号線で、相模湖から中央道に乗り、問題の笹子トンネルを通って、ここ川上村にきた。平日だったので談合坂サービスエリアも空いていた。
1月14日に降った雪がまだだいぶ残って、駐車場の前の雪かきで30分は使った。年末に横浜でココが足の捻挫をしたので、凍っている雪に足を滑らしてまた同じようなことにならないか、時々彼女を見ながら、雪を取り除いた。
川上村はこのように雪が降るとすぐに除雪車が来てくれて、本当に心強い。村長がしっかりしているのだと思う。だが除雪車は道が通れるように雪をかくわけで、うず高い駐車場の入り口の雪までは取ってはくれない。だから、昼間に着かないと大変なことになる。この間の横浜の雪でも、川上村を念頭において雪かきし、体力の維持向上に務めている。
こうしてセカンドハウスや標高の高いところでの山小屋暮らしをしている人たちは往々にして奥さんがいい意味で強い。ご主人一人で暮らしている人もいるが、夫婦でいる人、来ている人は暮らしが楽しそうだ。
書いているうちに気づいたが本当にそうだ。例えばKさんのうちは奥さんがパン作りと植木や草花の手入れが上手だ。その前のMさんの奥さんはやはり植木の手入れが上手だ。Nさんの奥さんはログハウスを作る時に屋根に乗っていたお転婆さんだ。Tさんの奥さんは私と同年輩だがスクーターを乗りこなしている。まだあまり親しくしていない人も多いがきっとみんな強いはずだ。
でも、私の例で言えば、始めからこんなに強かったわけでは無い。ジョジョに、徐々に強くなった。楽しいことをしたいから、掃除洗濯調理は早く、スピードを出しながら、初めはいい加減で、そのうち完璧に。すると些細な困難を気にしないで優先順位を付けて片付ける上手さを身につけて、心もついでに強くなった。これを言うと、誰かが、「それは我慢している偉い人が居るからですよ」といいそうだが。最近では私の実行力や行動力にタジタジとなり、そばで感心して見ているようになった。
今日は朝食の後の散歩では、昨夜降った雪の上にたくさんの動物の足跡が付いていた。ウサギが一番たくさんあった。痩せた狐もいた。テンも太い足跡を残していた。リスが一匹いた。鹿もいたようだ。その足跡の上をココが何の目的も持たず、フラフラと小さな肉球で足跡をつけている。
去年夏に熊の鳴き声を聞いた、野原のステージの脇でまた何かがゴトンと音を立てた。咄嗟に私は、熊がステージの脇の小部屋で冬眠から目覚めて、ひどくお腹がすいていて、何か食べたいなーと出てくるんじゃないかと想像し、40センチはある雪だまりを慌てて走った。撮影で後ろからきた芳州さんに家についてから言ったところ、そういえばひどく慌てていた足跡があったねと言う。
もちろんいつも言っているとおり、そんな時はココは人身御供ヒトミゴクウに。でも芳州さんいわく、「痩せたココより肥ったケイココ、美味そうだって追いかけて来るぞー。」大丈夫!私って結構強いですから!
エイヤー!トウター! バキューン!ドターン!
とここまで書いていて、何か外で音が?
ガー!
ガーガー、ゴーゴー、ドーン、ドーン!
雪だあ!
屋根から雪が落ちたのであります。お終い。
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